環境浄化技術 2015年5・6月号 PDF版

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環境浄化技術 2015年5・6月号 PDF版

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■特集:浸水対策技術の最新動向
○下水道による浸水対策について/国土交通省/和田紘希
本稿では下水道の浸水対策の現状と課題、平成26年7月に策定した「新下水道ビジョン〜『循環のみち』の持続と進化〜」で示された「雨水管理のスマート化」と今後の取り組みについて紹介する。

○100mm/h安心プランによる浸水対策の取り組み/多治見市/永田芳彦
平成23年の台風15号により、多治見市は市内を流れる土岐川の両岸地区を中心に甚大な浸水被害に見舞われた。このため直ちに雨水排水協議会を立ち上げ、平成24年7月に浸水対策の実行計画を策定。計画を実行に移すため、国の100mm/h安心プランに登録申請を行い、平成26年2月、登録が完了した。本稿ではこの実行計画について紹介をする。

○ICTを活用した浸水対策施設運用支援システム
/日本上下水道設計(株)/中山義一
国土交通省では平成26年度から下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)においてICT を活用した浸水対策施設運用支援システム実用化に関する技術実証研究を開始した。本稿では、現在、広島市江波地区で行われている当システムの概要を紹介する。

○雨水流出解析モデルにおける排水区集約化による計算の高速化
/日本上下水道設計(株)/遠藤雅也
雨水流出解析モデルは、内水ハザードマップの作成や浸水対策計画の策定において活用されている。今後は降雨予測情報を用いたリアルタイム浸水予測技術への活用などが期待されるが、そのためには計算を高速化する必要がある。本研究は、枝線管渠までを対象とした詳細モデルを基に、主要な管渠のみに集約したランピングモデルを自動的に構築し、代表的な3つの海外流出解析モデルを用いて、計算速度の計測及び雨水流出解析結果の整合性を検証したものである。

■特集:浄水処理技術の最新動向
○水源水質の変動・悪化に対応するための最新の浄水処理技術
/お茶の水女子大学/大瀧雅寛
日本では蛇口を捻ると例外なくきれいな水が出てくる。ところがここ数年、衝撃をうけるような水源汚染事故が生じている。原発事故による放射能性物質問題やアセトアルデヒドの混入問題。そして、予想外の集中豪雨や季節変動幅の激化が引き起こす高濁度の発生とそれに伴う病原微生物による汚染…、本稿では実用化レベルに達している浄水技術の中で、今後の普及が期待されている事例について海外のトレンドとともに紹介する。

○淀川におけるケーシング型セラミック膜を用いた
ハイブリッド膜ろ過システム適用に係る研究
/大阪市水道局/村田幸一・中村公彦・前田成人
本稿においてはハイブリッド膜ろ過システムについて、平成22年度の調査にて得られた安定運転条件に基づき長期的な連続運転を行い、水処理を確認するとともに、連続運転により顕在化した低水温期におけるマンガン処理性低下対策としての塩素注入に関する調査や、原水異常時におけるシステムの安定性に関する調査を行い、得られた知見について報告するものである。

○凝集改善による脈動形高速凝集沈澱装置の高性能化
/オルガノ(株)/國東俊朗
脈動形高速凝集沈澱装置は、緩速攪拌機や汚泥掻寄せ機が不要であるため構造がシンプルで、省エネルギー、低コストという利点がある一方で、原水水質の変動に対して処理水水質が不安定になりやすいと言われている。そこで、今回我々は実施設と同形式のパイロットスケール実験機を浄水場に設置し、様々な運転因子が処理に及ぼす影響を評価した。その結果、脈動のみによる撹拌でも処理水濁度1度未満を達成することが可能だが、急速撹拌を行いフロック形成を改善することによ
り、さらに除去率を向上できることがわかった。また、原水濁度数100度を超える高濁時も脈動条件を見直すことによりさらに高い除去率での処理が可能となることがわかった。

○繊維状担体を用いた上向流式除マンガン装置の開発 2
/JFEエンジニアリング(株)/作間淳平
Mn砂に替わる繊維状の酸化Mn担体を用いた上向流式除Mn装置を開発し、高速通水条件下での除Mn処理性を実証した。また、膜ろ過装置の前処理工程における装置のコンパクト化、維持管理性の向上等に配慮した実用化のための操作条件を提示した。

○上向流式生物接触ろ過設備の処理特性
/(株)神鋼環境ソリューション/榎本周一・熊野晋・高橋祥太・石丸豊
/東北学院大学/石橋良信
浄水処理において近年、生物処理、とりわけ上向流式生物接触ろ過方式が注目されている。しかし、原水の低水温下による生物活性の低下が懸念される。本稿では、寒冷地において、四季を通じた上向流式生物接触ろ過設備の実証実験を実施した結果について報告する。

○浸漬膜を用いた浄水処理システムの表流水への適用事例紹介
/水ing(株)/山本崇史
本稿ではエンジニアリングメーカーとしての我々の取り組み事例として、浸漬膜を用いた浄水処理システムの表流水への適用について、長期実証実験を行い評価した事例を紹介する。

○超高速無薬注生物処理装置の有効性と適応性
/(株)ナガオ力/重信隼人・和田雅光・蔡惠良・大岩忠男
本稿では、地下水処理に対する超高速無薬注生物処理装置の有効性(省エネルギー化・生物処理性能発揮までの期間の短縮方法)及び低水温域(約5℃)での処理性能(安全性・適用範囲)の検証を行ったので報告する。

○新規繊維ろ材を用いた生物接触ろ過による地下水の浄水処理
/目立造船(株)/玉木由佳
生物接触ろ過法は、ろ材に定着する微生物の働きにより水道原水を浄化する方法であるが、繊維ろ材を用いることで、高速処理が可能である。今回は、従来品よりも処理性の向上した新規繊維ろ材を用いて、地下水の浄水処理を行った結果について報告する。

○二段凝集制御による凝集不良時のろ過処理性の改善
/メタウォーター(株)/久本祐資・野網都夫・山口太秀
二段凝集とは急速ろ過システムにおいて、沈澱処理水に再度凝集剤を微量注入する処理方法である。本稿では原水高濁時の凝集不良対策として、二段凝集がどの程度の効果を発揮するかをA浄水場に設置した連続流実験プラントを用いて検討した結果を報告する。

■製品技術
○フィードフォワード式塩素要求量計/セントラル科学(株)/安倍英雄
浄水場では水の塩素処理に際して必要な塩素の適量を求めるため、日常測定が行われているが、上水試験方法による測定法は、操作が煩雑で時間を要するなどの難点がある。そこで塩素要求量を機器であらかじめ測定し、必要な塩素注入量を予想するフィードフォワード方式塩素要求量計CD-2000型について紹介する。

■シリーズ
○フィールド・レポート
森林セラピーを科学する/T.Tech.Office/田村真紀夫

■連載
○環境雑感10
公害を議論したゼミの35年/NPO法人市民環境研究所/石田紀郎

○静脈物流:ごみ収集・運搬よもやま話9
ごみの収集運搬の現状(I) /循環物流システム研究所/井上護

○環境浄化微生物、遺伝子の多様な機能 1
酵素の分泌と遺伝子/埼玉大学/松岡聡/環境微生物工房/定家義人

○放射能汚染土壌に対する研究と対策 2
放射能汚染土壌の解砕洗浄技術/岡山大学/石山新太郎

■コラム
○道具をメンテした時代/HST
■製品ガイド
○蛍光X線分析装置

※ご注意
・CD-Rでの販売となります。
・紙媒体からスキャンした画像データをpdf化しております、元の誌面に起因する汚れ、歪み、またスキャナの不調によるかたむき等はご容赦ください。
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