/日本工業出版(株)/

■特集:子育て・家族
○子育てにやさしい住まいと環境/ミキハウス子育て総研/藤田洋
変わる子育て事情に対応する住まいの必要性とは。「子育てにやさしい住まいと環境」認定事業を手掛ける同社が、同認定事業の実際と新潟県出雲崎町町営住宅の事例を紹介する。また、新たに手掛けている「小学生に贈りたい住まいと環境」認定事業、これからのリフォーム市場への広がりについても紹介する。

○共働き子育て家族の暮らしと住まい/住環境研究所/小林 佐和
女性をとりまく労働環境が改善され、女性の社会進出が一段と進むことが期待されている。一方、子育て期の妻の社会進出には制度の改善と同時に妻の家事軽減をいかに図っていくかが重要である。夫婦の家事分担度の高い家族と低い家族の違いは何か。「住まいとでんき」2014年6 月号にも掲載した「共働き家族の暮らしと住まいに関する調査」データから、夫婦ともフルタイムで働く子育て家族の家事分担度によって異なる属性や生活行動の違いについての傾向を紹介する。

○ちびっ子上棟式/成匠/吉武 亜衣
地域で育った工務店が地域に還元できることは何かを考え、将来の大工育成に繋がる企画を立ち上げた。ちびっ子上棟式である。木の家のミニチュアを子どもが大工と一緒に触れ合い、ものづくりの楽しさを体感し、大工仕事に興味を持ってもらうことを目指し、地域と一体になって成功している。その概要を紹介する。

○ミルクリーク<マスターズ ファミリッシモ>/東急ホームズ
株式会社東急ホームズでは、北米式輸入住宅<ミルクリーク>シリーズにおいて、“本物の暮らしやすさを備えた、国際水準の高品質な住まい”を提供してきた。家族を大切にした豊かな暮らし心地を追求する同社から誕生したのが、新しい同居型二世帯住宅「M i l l creek MASTERS ff(ミルクリークマスターズ ファミリッシモ)」である。一緒に暮らすと元気が出て家族の絆がより強く感じられる商品である。

○楽しく快適に料理ができる最新IHクッキングヒーター
/日立アプライアンス/山本 満章
日立アプライアンスは、2014年度製品として、専用のグリルパン「ラク旨グリル」を搭載し、3.2 kW(入力値)の大火力I Hを実現したI Hクッキングヒーター「火加減マイスター」を開発した。オーブンの調理機能をさらに進化させるとともに、汚れが落としやすいだけでなく汚れが付きにくいオーブンの新構造を採用し、お手入れの手間の軽減を実現した。その特長の一部と、本製品ならではの家族で楽しめる料理のいくつかを紹介する。

○アルビオコート・一橋学園/ミサワホーム
100年、200年単位で価値を計る住まいづくりを手掛け、その高い技術力で大きな信頼を得ているミサワホーム株式会社。そんな同社が手掛けるコミュニティの育成、家族のふれあいをコンセプトに「輝く人生を育む住まい」、全13 邸のオール電化の街「アルビオコート・一橋学園」を紹介する。

■トピックス
○性能も設備もとことんこだわる高気密・高断熱・高遮熱の長寿命住宅
/アエラホーム/岸　藍子
「環境設計の家」をCIとして、住まい手と環境のことをとことん考えた住まいを手掛けてきたアエラホーム株式会社。そんな同社の戸建住宅クラージュ プレミアムパッケージがハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2013 特別優秀賞を受賞した。その概要を紹介する。

○長期優良住宅認定×低炭素建築物認定　W取得/関電不動産　開発室
関電不動産株式会社の快適エコ住宅「イー・リズム」本格導入した「エルグレースタワー大阪同心」は、大阪・梅田エリア徒歩圏と利便性に優れつつも、江戸時代の与力・同心の武家屋敷で有名な歴史ある地に誕生する大型タワーマンションである。同物件は関西初となる長期優良住宅認定・低炭素建築物認定をW取得。その特徴について詳述する。

○ 「GeoSISHYBRID(ジオシスハイブリッド)」省エネ大賞を受賞/コロナ
株式会社コロナの地中熱+空気熱ハイブリッド温水暖房システム「GeoSIS HYBRID(ジオシスハイブリッド)」が、平成26年度省エネ大賞において、「資源エネルギー庁長官賞(ビジネスモデル分野)」を受賞した。工事費用が大幅に低減できるジオシスハイブリッドにおける新工法「パイルファイブシステム」とあわせ紹介する。

■連載
○にっぽん・生活家電のはじまり-明治〜昭和30年代の家電- 第44回
電気洗濯機(その8)/生活家電研究家/大西 正幸
1933(昭和8)年、芝浦製作所のカタログには、「洗濯は、家庭における主婦の仕事の中でも、最も面倒なものであります。近代的な文化生活に、盥や洗濯板は不調和であります。」「家庭生活向上のために、是非芝浦電気洗濯機を具えてください。」　洗濯量や洗濯時間、そして電気代について詳細を述べ、『経済的』であると説いている。

○述懐云捨・書捨 老いの気骨と呟き　第14回/川上 正夫
実の親子(娘)でも、互いに世帯があっての同居生活は、過去での親子生活感覚とは異質を生じ自我や自己生活維持の思いが芽生えるのです。それは自然な成りゆきなのです。生活環境では、互いの位置づけを明確にすることです。そして年嵩を重ねた老人(孤老)には、生き存えた生涯を通じて蓄積された多岐多様な智慧が蓄積され、その貴重な財産は、秘事、大事に際して揺るぐことなく泰然として動揺することなく気構えで発揮する心得は、必携として保持しているのです。老い人の[智慧力]は、貴重で必携な生きる糧です。

○常識?非常識?暮らしの何でも研究室
防災対策と防犯対策は、目的が違うから別々に検討した方がいい!
/暮らしの安心・安全研究家/室　龍二
防災対策と防犯対策は、目的が違うから別々に検討した方がいい!本当の安心・安全は、たった1つの充実した対策で完成するものではなく、さまざまなリスクに対
し、全体を把握し、コストを考え、バランスよく取り組むことが何より重要です。

○子育て真っ最中!団塊Jr.の住まい考 101
文化は子どもたちからやって来る。/藤原 千秋
この12年間で絵本の読み聞かせを子どもにした回数は数えられる程度に低い筆者。だが長じた子どもは無類の本好きに育ち、ついには親に対して自分の読んでいる本を薦めてくるに至った。かく一筋縄でない育児訓を思いつつ、子どもを育てる生活の滋味を綴った小文。

○にっこり・びっくり・たっぷりアジア 第28回
ハノイのホテル今昔/室蘭工業大学/内海佐和子
初めてハノイへ行ったのは1994年3月。それは、西側諸国の人のベトナム渡航自由化からほどなくの頃。当時は、必ず国営の旅行代理店を通さなければホテルの予約はできませんでした。社会主義国でも自由経済が根づいた現在からすると考えられない状況だったのです。

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