近年の大規模地震の多発により、既設プラント設備の耐震性向上は喫緊の課題となっています。本講習では、プラント設備における地震被害の特徴、耐震設計基準の変遷、最新の免震・制振技術を含む耐震対策の現状を概説し、さらに、配管系および塔槽類・架構を対象に、耐震設計基準、レベル1・レベル2耐震性能評価の考え方、ならびに既設設備の診断・補強対策手法について解説します。
本講習を通じて、参加者が最新の耐震設計動向を理解し、既設プラントの耐震安全性向上に役立つ実践的知識を習得することを目的とします。
プラント設備の設計・保全・安全管理に携わる技術者、耐震設計や構造解析に関する基礎知識を有する実務経験者を主な対象とします。
※ 講師は東京会場で講演いたします。
※ 大阪会場・オンラインは中継となります。
※ オンラインツールはWebex Meetingsを使用します。使用されたことのない方は、事前接続確認を行います。
ご確認ください※3名以上ご参加の場合お一人様33,000円税込
※関連書籍ご希望の方は割引で提供致します。
関連書籍(1)「プラント耐震設計と地震対策」月刊「配管技術」2021年3月増刊号 2,750円税込
関連書籍(2)「プラントの安全」月刊「配管技術」2024年3月増刊号 2,160円税込
| 日時 | 演題・概要 | 講師(敬称略) |
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| 10:00~11:50 | 既設プラント設備の耐震対策 | 古屋 治東京電機大学 理工学部 |
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近年、国内外で大規模地震が頻発しており、プラント設備においても機能維持性能を確保するための耐震対策の高度化が喫緊の課題となっている。本講では、プラント設備に見られる地震被害の特徴を整理するとともに、耐震設計基準の変遷や最新の免震・制振技術を含む総合的な耐震対策の現状について解説する。 講義目次: ① プラント設備の地震被害 ② 耐震設計基準の推移 ③ 耐震対策の現状 |
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| 13:00~14:50 | プラント設備の配管系の耐震設計と耐震診断・対策 |
林 豊
千代田化工建設 O&M-Xソリューション事業部 ChAS・テクノロジーセクション |
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配管系はプラント全体の安全機能に直結する重要要素であり、耐震設計および耐震診断の的確な実施が求められる。本講義では、配管系に適用される耐震設計基準およびレベル1・レベル2耐震性能評価の概要を説明し、併せて既設配管の診断と補強・対策事例を紹介する。 講義目次: ① 配管系の耐震設計基準の概要 ② レベル1・レベル2耐震性能評価の概要 ③ 配管系の耐震診断と対策 |
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| 15:00~16:50 | プラント設備の塔槽類・架構の耐震設計と耐震診断・対策 |
長野 剛宗
千代田化工建設 O&M-Xソリューション事業部 ChAS・テクノロジーセクション |
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塔槽類や架構は、地震時の過剰な変形や転倒のリスクがあり、構造系の安全性確保が重要である。本講義では、塔槽類・架構の耐震設計基準と耐震性能評価の考え方を解説し、既設設備の耐震診断および補強・改修の手法について具体的に紹介する。 講義目次: ① 塔槽類・架構の耐震設計基準の概要 ② レベル1・レベル2耐震性能評価の概要 ③ 塔槽類・架構の耐震診断と対策 |
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