プロセスプラントにおける計装制御は、人間に例えると五感と神経と頭脳の部分であり、その性能や信頼性は、プラントの安定運転、安全、情報化、プラントサイクルコストに大きく影響します。プラントの建設プロジェクトにおいては、計装制御の設備計画から試運転に至るまで様々な業務を適切に進めていく必要があります。
本講座では、計装制御に関する基礎知識とプロジェクトにおけるエンジニアリングの実務について解説いたします。プロセスエンジニア、機械エンジニア、プロジェクトエンジニア、またプラントの運転や保守に携わる技術者の方々のご参加をお待ちしております。
※ 講演者は会場で講演いたします。
※ オンラインツールはWebex Meetingsを使用します。使用されたことのない方は、事前接続確認を行います。
ご確認ください※3名以上ご参加の場合お一人様60,500円税込
※関連書籍ご希望の方は割引で提供致します。
関連書籍(1)「最新の計測制御機器2025」(月刊「計測技術」2025年1月増刊号)2,200円税込
関連書籍(2)「工業プロセス用調節弁の実技ハンドブック」3,300円税込
日時 | 演題・概要 |
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13:00~15:00 | 計装の役割と基礎知識 |
プロセスプラントにおける計装の目的・役割及び目的を達成する為の基本的な知識について解説します。 講義目次:①計装の概念(計装の目的や役割) ②制御の基礎(フィードバック制御・PID制御) ③計装ループとP&ID及び伝送方式・精度 ④計装の安全設計(緊急遮断・フェールセーフ・フールプルーフ・フォルトトレーラント、雷対策等) ⑤SILスタディ(安全計装) ⑥防爆・無停電電源 |
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15:10~17:00 | 計装設計の要素技術 |
プラントの中では様々な計装現場機器・分析計が使われています。計装設計に必要な計装現場機器・分析計の特徴をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次:①現場計器(流量、液面、圧力、温度、分析) |
日時 | 演題・概要 |
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10:00~11:30 | 計装設計の要素技術 |
プラントの中では様々な調節弁や制御システム(DCS・SIS)が使われています。計装設計に必要な調節弁、制御システムの種類と特徴をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次:①バルブ(調節弁、オンオフ弁) ②制御システム(DCS・SIS) |
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12:30~13:45 | 計装設計の要素技術 |
プラントで重要な役割を果たす保安防災関連システム(ガス漏洩検知器、火災報知器等)、回転機械の監視システムとアンチサージ制御、DCSと他システムとの通信インタフェースの種類と特徴、そしてプラントの顔である計器室の計画をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次:①保安防災システム(FGS、通信・通報設備) ②回転機械の監視システムとアンチサージ制御 ③他システムとのインタフェース ④計器室の計画 |
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13:50~15:00 | 計装設計の要素技術 |
無線計装を支える基本的な技術と無線計装の設計・建設時の留意点について解説します。正しい計測・制御を行うための施工が要求されます。計装工事の種類と特徴をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次:①無線計装 ②計装工事 |
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15:10~16:10 | プロジェクトにおける計装エンジニアリング業務・設計コーディネーション |
プロジェクトにおける計装業務の流れ、ITによる計装設計、プロジェクト工程と計装との関係を解説します。そして他の設計部門との設計情報のやり取りの調整は重要です。代表的な設計情報のやり取りについて事例を挙げて解説します。 講義目次:①EPCにおける計装業務フロー ②ITによる計装設計 ③プロジェクト工程と計装との関係 ④他の設計部門との設計情報のやり取り |
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16:15~17:00 | EPCにおける計装のトラブル事例 |
EPCにおける計装のトラブル事例をあげて、エンジニアリングにおけるLessoned Learntの事例を解説します。 講義目次:①トラブル事例 ②トラブル(ミス)を減らすために |
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