本セミナーでは、プラントエンジニアリングにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をテーマに、業界の効率化、品質向上、革新に向けた最先端の取り組みを紹介します。特に、配管設計や鉄骨設計を含む空間設計分野において、DXの導入がどのようにプロジェクトの遂行効率を高め、課題解決に寄与しているかを多角的に探ります。
第一講演では、膨大なデータと作業量を伴う空間設計に焦点を当て、DXを活用した効率化と未来展望を紹介します。これにより、品質とスケジュールの両立を実現する取り組みが明らかにされます。
第二講演では、EPCプロジェクトにおけるデータドリブンなアプローチに注目し、3D設計データを活用したリアルタイム品質管理やモデル間整合性の定量化手法といった実例が紹介されます。これにより、デジタルツールの活用が業務プロセスをいかに変革するかをご理解いただけます。
第三講演では、配管設計の最適化を目指した数理モデルを用いた配管ルーティング自動化の研究成果をご紹介します。この自動化技術により、設計精度向上とプロジェクト効率化の可能性が広がる点を議論します。
本セミナーは、DXがもたらす具体的な利点や今後の可能性を示す場として、最新技術や実践的な事例を共有し、プラントエンジニアリングの未来に向けたヒントを提供します。技術者や関係者の皆様が直面する課題解決や新たな価値創造の一助となることを目指します。
※ オンラインツールはWebex Meetingsを使用します。使用されたことのない方は、事前接続確認を行います。
ご確認ください※3名以上ご参加の場合お一人様27,500円
※関連書籍ご希望の方は割引で提供致します。
関連書籍(1)「プラントレイアウトと配管設計」3,300円税込
関連書籍(2)「化学プラント配管設計の基本」3,300円税込
時間 | 演題・概要 | 講師(敬称略) |
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13:30~14:30 | 空間設計DXへの取り組みとその未来 | 﨑山 弘道 日揮グローバル(株) 空間設計部イノベーションプラスグループ |
プラントエンジニアリングの中で配管設計と鉄骨設計は特に膨大なバルク作業を取り扱う分野である。一方品質・スケジュールの確保も求められる重要なポジションにあり、空間設計のDXはプラントエンジニアリング全体の効率化の面で不可欠なものである。本発表では空間設計DXの取り組みと目指す方向について紹介する。 |
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14:40~15:40 | データドリブンな配管エンジニアリング遂行 | 永井 邦雄/三原 祐司 千代田化工建設(株) 技術本部 配管設計部 |
データドリブンなエンジニアリング遂行の具体的な事例として、EPC配管エンジニアリング過程における、デジタルツールを用いた3D設計のライトタイムな品質管理手法、熱応力解析モデルと設計3Dモデルとの整合性可視化・定量化等を紹介する。 |
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15:50~16:30 | 配管ルーティング自動化に関する研究紹介 | 上道 茜 山口大学 大学院創成科学研究科 機械工学系専攻 |
講師は、配管全長を短くすること、他構造物との干渉回避等、配管設計で考慮すべき項目を数理モデル(数式)で定義し、これらを満たしながら最適な配管ルーティングを自動で行う研究を行っている。今回は、これまでの研究について紹介する。 |
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