プラントに使用される金属材料にとっての重要課題は耐腐食と耐高温強度である。これら課題に対処するため鉄(Fe)やニッケル(Ni)等をベースに、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)等の各種合金元素が添加される。本セミナーでは、耐食性と耐高温強度の観点から、Cr-Mo鋼あるいはステンレス鋼などにどの様な合金元素がどの様な根拠に基づいて添加されているのかといった事に焦点をあて、多くの図表を用いて、使う側が習得しておいたほうがよいと思われる金属材料の基礎について分かり易く解説する。
即ち、耐腐食性と ①イオン化傾向②不働態、耐高温強度③固溶強化④析出強化(炭化物、金属間化合物)の関係について周期律表等を使って分かり易く解説する。また、各鋼材で起こる損傷事例についても説明する。
※ 講演者は会場で講演いたします。
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ご確認ください※3名以上ご参加の場合お一人27,500円 税込
※関連書籍ご希望の方は割引で提供致します。
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日時 | 演題・概要 |
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13:00~14:55(含10分休憩) | 各種プラントで使われる材料の概要と金属材料の分類 |
本章では、金属材料に関する以下の4項目、特に合金の目的や各合金元素の役割等について、周期律表等を使って分かり易く解説する。 ①合金の目的(耐食性と高温強度) ②合金の種類 ③合金元素 ④金属の強度強化法(固溶強化、析出強化、転位強化、細粒強化) |
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15:05~16:00 | 鋼管の種類と使用温度 |
本章では、以下の7つの金属材料、特にCr-Mo鋼とステンレス鋼に重点をおいて、分かり易く解説する。 ①炭素鋼 ②Cr-Mo鋼 ③ステンレス鋼 ④高炭素耐熱鋳鋼 ⑤ニッケル合金 ⑥銅合金 ⑦チタン合金 |
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16:10~17:00 | 各鋼材の損傷事例 |
本章では、以下の6つの鋼材で起こる損傷事例(特にステンレス鋼)について説明する。 ①炭素鋼及び低合金鋼での事例 ②ステンレス鋼での事例 ③高炭素耐熱鋳鋼での事例 ④ ニッケル合金での事例 ⑤銅合金での事例 ⑥チタン合金での事例 |
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