プロセスプラントにおける計装制御は、人間に例えると五感と神経と頭脳の部分であり、その性能や信頼性は、プラントの安定運転、安全、情報化、プラントサイクルコストに大きく影響します。プラントの建設プロジェクトにおいては、計装制御の設備計画から試運転に至るまで様々な業務を適切に進めていく必要があります。本講座では、計装制御に関する基礎知識とプロジェクトにおけるエンジニアリングの実務について解説いたします。プロセスエンジニア、機械エンジニア、プロジェクトエンジニア、またプラントの運転や保守に携わる技術者の方々のご参加をお待ちしております。
※ 講演者は会場で講演いたします。
※ オンラインツールはWebex Meetingsを使用します。使用されたことのない方は、事前接続確認を行います。
※ 講義資料はPDFで配信いたします。
ご確認ください※3名以上ご参加の場合お一人60,500円 税込
※関連書籍ご希望の方は割引で提供致します。
関連書籍(1)「最新の計測制御機器2024」(月刊「計測技術」2024年1月増刊号) 2,200円 税込
関連書籍(2)「工業プロセス用調節弁の実技ハンドブック」 3,300円 税込
日時 | 演題・概要 | |
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■12月11日 | ||
13:00~15:00 | 計装の役割と基礎知識 | |
プロセスプラントにおける計装の目的・役割及び目的を達成する為の基本的な知識について解説します。 講義目次: (1) 計装の概念(計装の目的や役割) (2) 制御の基礎(フィードバック制御・PID制御) (3) 計装ループとP&ID及び伝送方式・精度 (4) 計装の安全設計(緊急遮断・フェールセーフ・フールプルーフ) (5) SILスタディ(安全計装) (6) 防爆・無停電電源 |
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15:10~17:00 | 計装設計の要素技術 | |
プラントの中では様々な計装現場機器・分析計が使われています。計装設計に必要な計装現場機器・分析計の特徴をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次: (1) 現場計器(流量、液面、圧力、温度、分析) |
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■12月12日 | ||
10:00~11:30 | 計装設計の要素技術 | |
プラントの中では様々な調節弁や制御システム(DCS・SIS)が使われています。計装設計に必要な調節弁、制御システムの種類と特徴をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次: (1) バルブ(調節弁、オンオフ弁) (2) 制御システム(DCS・SIS) |
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12:30~13:45 | 計装設計の要素技術 | |
プラントで重要な役割を果たす保安防災関連システム(ガス漏洩検知器、火災報知器等)、回転機械の監視システムとアンチサージ制御、DCSと他システムとの通信インタフェースの種類と特徴、そしてプラントの顔である計器室の計画をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次: (1) 保安防災システム(FGS、通信・通報設備) (2) 回転機械の監視システムとアンチサージ制御 (3) 他システムとのインタフェース (4) 計器室の計画 |
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13:50~15:00 | 次世代の計装システムである無線計装とその適用について解説します。正しい計測・制御を行うための施工が要求されます。計装工事の種類と特徴をエンジニアリングの観点から解説します。 講義目次: (1) 無線計装 (2) 計装工事 |
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15:10~16:10 | プロジェクトにおける計装エンジニアリング業務・設計コーディネーション | |
プロジェクトにおける計装業務の流れ、ITによる計装設計、プロジェクト工程と計装との関係を解説します。そして他の設計部門との設計情報のやり取りの調整は重要です。代表的な設計情報のやり取りについて事例を挙げて解説します。 講義目次: (1) EPCにおける計装業務フロー (2) ITによる計装設計 (3) プロジェクト工程と計装との関係 (4) 他の設計部門との設計情報のやり取り |
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16:15~17:00 | EPCにおける計装のトラブル事例 | |
EPCにおける計装のトラブル事例をあげて、エンジニアリングにおけるLessoned & Learntの事例を解説します。 講義目次: (1) トラブル事例 |
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受講日の10日前から受講料の50%/受講日の5日前から受講料の100%のお支払いになりますのでご了承下さい。
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