日工Webセミナー2022(5月17日開催)
◆◇アンモニアプロセス、その過去・現在・将来◇◆
2020年10月に日本政府はゼロカーボン宣言を出し、経済産業省は「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定しました。当方の計算によれば2050年の電力需要は現状より30~50増の5.3~5.5兆kWhになります。経済産業省は水素・アンモニア発電の占める比率を10%程度とし、燃料アンモニアの国内需要を2050年に3000万トンと想定しています。
アンモニア合成は110年前に基本的な技術(ハーバーボッシュ法)が確立しました。その後、石炭や石油から天然ガスへとエネルギー転換に合わせ、触媒・ガス製造プロセス・反応器を中心にプロセス開発が進められ、経済性重視に立ってプラントの大型化が進められてきました。しかし、地球温暖化を見据えてゼロカーボンを目指すとなると原料をカーボンフリーに大きく舵を切らなければなりません。
今回のセミナーではアンモニアプロセス全般と「ゼロカーボンを目指したプロセスのコンセプトは何か?」について考えてみます。合わせて燃料としての水素とメタノールを比較し、アンモニアの優位性について議論します。また、最近の活動の中でハーバーボッシュ法をベースにした低圧合成法について検討しましたので、その概略についても説明します。
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