資源エネルギーの利用及び変換の際にプラントの重要部位では必ず高温環境に曝されます。高温装置は過酷な条件で利用され、使用される材料は高温での腐食に対応した材料の選択が必須です。腐食は雰囲気成分と材料との表面反応と、その後の熱力学と固体中の拡散現象によって進行します。その現象も多義に渡るので、主な現象について基礎から損傷事例まで説明し、さらに使用環境に適した優れた耐熱・耐食材料の選択と適用の重要性を分かりやすく説明します。
今回のセミナーの高温腐食とその防食については、日本の1950年から1990年までの約40年間の高度経済成長期に新しい高温設備が種々の目的で製造・運転されました。その際に、経済性の向上、省エネルギー化などのため、一段と過酷な運転に曝されたことから、今日参考になる損傷事例が経験され、その対策もとられてきました。主な事例を紹介し、また1990年以降は環境問題からの低炭素対策及びIT産業などの新しい産業に対する動向が顕著となり、それらの中で、高温損傷に関する事例も含めて紹介します。
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