火力発電プラントはボイラ、蒸気タービンより構成される汽力プラントとガスタービン、蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクルの2種類より構成されています。汽力プラントは石炭、石油、天然ガス等全ての化石燃料が使用可能ですが構成が複雑なため時定数が大きく負荷変化速度が遅く起動時間も長くなります。これに対しコンバインドサイクルは天然ガスを主燃料としておりガスタービンで発電しその高温の排ガスを回収し、蒸気タービンでも発電するため、構成は汽力プラントに比べ時定数が小さく負荷変化速度が速く、起動時間も短くなります。2012年、固定価格買取制度(FIT)が導入されて以降、太陽光、風力発電の導入が拡大し電力系統の擾乱要因となっています。これらの変動に対応するのは火力プラントであり、火力プラントに対する応答特性の改善が求まられています。
本講座では汽力プラント及びコンバインドサイクルの設備概要及び運転、制御の特徴と応答特性改善の最新動向について解説します。
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