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圧力容器、配管、貯槽など圧力設備の寿命に影響する代表的な損傷形態には、疲労、クリープおよび減肉があります。月刊「配管技術」の2019年2月号、7月号、9月号は規格別(ASME Div2, BS PD5500, EN 13445-3)に疲労評価の概要を取り上げ、多くの読者から好評いただきました。
今回のセミナーでは金属材料で構成された圧力設備を対象として、各規格の設計基準を比較しながら、疲労・クリープ・減肉の各損傷に関する、基本的な発生メカニズム、材料の挙動と強度特性、寿命評価の考え方及び、寿命評価のベースとなる強度評価の方法について解説します。
また、実務で最も使用される式、図表の関連性などついて実例を交えてわかりやすく解説します。圧力設備の設計、運転、保守に関わる実務で経験を積もうとする若手技術者が、疲労・クリープ・減肉評価の規格体系を俯瞰できるような講座となっております。
※ 講演者は東京会場で講演いたします。大阪・福岡会場・オンラインは中継となります。
※ 講演者への質問は大阪・福岡会場・オンラインからも可能です。
※ オンライン受講ご希望の方は事前環境テストを行っております。
ご確認ください※3名以上ご参加の場合お一人33,000円 税込
※関連書籍ご希望の方は割引で提供致します。
関連書籍(1)「圧力設備の破損モードと応力」 2,750円 税込
関連書籍(2)「プラント配管・機器の要素技術と評価」(月刊「配管技術」2019年2月増刊号) 2,750円 税込
時間 | 演題・概要 |
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10:00~11:50 | 疲労評価の基礎 |
実構造物の破損要因で最も多いとされる疲労について、繰返し荷重に対する基本的な材料挙動と疲労強度、疲労寿命評価の考え方や応力集中に対する設計上の取扱いなどを、疲労試験データや寿命評価の実例も交えながら解説する。 講義目次: (1) 繰返し荷重下の材料挙動と特徴 (2) 疲労強度と設計 (3) 疲労損傷評価と余寿命予測 (4) 疲労評価規格/基準 (5) 繰返し荷重の発生源 |
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12:50~14:20 | クリープ評価の基礎 |
高温設備の寿命の大きな支配因子の一つである材料のクリープについて、高温下における基本的な材料挙動とクリープ強度、クリープ寿命評価の考え方やクリープに対する設計上の取扱いなどを解説する。実用上度々問題となるクリープと疲労の重畳についても触れる。 講義目次: (1) 高温材料挙動と特徴 (2) クリープ強度と高温設計 (3) クリープ損傷評価と余寿命予測 (4) クリープ評価規格/基準 (5) 疲労との組合せ |
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14:30~16:00 | 減肉評価の基礎 |
高経年化設備の維持管理を考える上で特に重要となる減肉について、減肉発生の要因となる腐食その他の現象を踏まえた上で、減肉評価の考え方や維持規格上の取扱いなどを、実例を交えながら解説する。また、腐食などによる減肉の監視や予防についても触れる。 講義目次: (1) 腐食その他の減肉要因と特徴 (2) 減肉部の供用適性評価と余寿命予測 (3) 減肉評価規格/基準 (4) 監視と予防 |
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16:10~17:00 | 厚さ測定の基礎 |
減肉評価を実施する上で最も重要なデータとなる部材厚さの計測について、測定方法の種類、各種測定方法の原理や特徴、実際の測定におけるデータの解釈や注意点などについて、解説する。 講義目次: (1) 厚さ測定方法の種類 (2) 各種測定法の原理と特徴 (3) 測定における留意点 (4) 測定の実際 |
※プログラムは都合により変更することがありますのでご了承下さい。
※お申込方法:必要事項を下記フォームにご記入の上、お申込み下さい。
お申込み確認後、日本工業出版より受講票と会場地図、請求書をお送りしますので指定の口座にお振込みをお願い申し上げます。
※受講料は原則受講日の3日前までにお支払い下さい。
* 定員制のため、お申込み後のキャンセルはご遠慮下さい。
* お申込み後のキャンセルは、下記の通りキャンセル料が発生いたします。
受講日の10日前から受講料の50%/受講日の5日前から受講料の100%のお支払いになりますのでご了承下さい。
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