環境浄化技術 2020年11・12月号 PDF版

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環境浄化技術 2020年11・12月号 PDF版

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■特集:環境変化に対応した浄水技術の最新動向
○自然条件等の変化が浄水処理に与えている障害と対策に関する研究
/(公財)水道技術研究センター/川瀬優治/前澤工業(株)/根本雄一/(株)西原環境/田中宏樹/京都大学/伊藤禎彦/東京大学/滝沢 智
地球温暖化に伴う災害、人口減少による社会条件の変化の中で、重要インフラである水道分野では安全で安定した供給システムの維持が必須になっている。当センターでは、これに対応するため「変化に対応した浄水技術の構築に関する研究(A-Batonsプロジェクト:Aqua-Best-available technology on new system(to Next Generation))」を産官学共同研究として発足し、平成27年10月から平成30年9月までの3ヶ年で活動し、その成果をまとめたので紹介する。

○AIによる運転支援ガイダンスシステム
/(株)安川電機/平林和也
本稿では、薬品注入ガイダンスの構築と、予測誤差の評価について紹介する。薬品注入ガイダンスでは、PAC、次亜塩素酸と残留塩素について評価を行った結果、高精度の予測精度を確保することを目的とした。今回実施したようにサーバで機械学習のモデルを作成することで、ノウハウの継承と施設の安定的な維持管理が可能となると考える。

○水道用アクリルアミド非含有高分子凝集剤
/水ing(株)/仲田弘明・安永利幸・矢出乃大・森 康輔
水道用の高分子凝集剤には、不純物としてアクリルアミドが含まれることがあり、普及が進んでいるとは言い難い現状にある。しかし、昨今の浄水場の課題を踏まえると、高分子凝集剤は有力な対策ツールになり得る。本稿では、アクリルアミドを含まない水道用高分子凝集剤(アクリルアミド非含有ポリマ)を開発し、凝集沈殿処理における効果を評価したので紹介する。

○オゾン・促進酸化処理システム
/メタウォーター(株)/青木未知子
近年、かび臭の発生傾向に変化が見られ、高濃度化、低水温期の発生などの報告がある。オゾン処理と促進酸化処理とを組み合わせたオゾン/促進酸化併用処理型接触池での処理性について霞ヶ浦実原水を対象として評価を行った結果、高濃度かび臭の低減と臭素酸イオンの抑制とを両立できることが示された。

○水温および接触時間と粉末炭のカビ臭処理特性
/大阪ガスケミカル(株)/大中洋一
カビ臭の処理方法としては、古くから活性炭による処理が行われており、粒状活性炭や粉末活性炭が使用されている。臭気物質やトリハロメタン前駆物質等の除去を目的とし、着水井などに注入されている粉末活性炭は、粒状活性炭処理と比べて設備面のコストが抑制できるメリットがあるが、いくつかの課題もある。本稿では、品質・原料の異なる様々な粉末活性炭を用いて、水温や接触時間の異なる条件で実施したカビ臭吸着実験の結果を紹介する。

■特集:水環境の分析手法/解析技術の最前線
○三次元励起蛍光スペクトル法で検出される下水特有ピークの由来とその有用性
/(国研)国立環境研究所/小松一弘
下水処理場は、河川や湖沼など公共用水域における主要な負荷減として、これまで認識されてきた。また、合流式下水道では、雨天時に未処理の下水が越流することも知られている。そのため、下水処理水や未処理下水が、放流後にどのような広がりをもって拡散していくのか、影響範囲はどの程度なのか、を追跡(トレース)することが求められている。しかし、意外にもそうした追跡を試みた事例は少ない。筆者は、これに蛍光分析が応用できるのではないかと考えた。その経緯について本稿で紹介する。

○ハイパースペクトルカメラを用いた微小マイクロプラスチックの検出
/(国研)海洋研究開発機構/金谷有剛・朱 春茂
筆者らは、プラスチック材料が素材ごとに固有の分光反射特性を持つことに着目し、「ハイパースペクトル画像診断」に基づいてマイクロプラスチック類を高速に検出・分類する手法の開発に着手した。その第一段階として、100μmまでの微小なプラスチック粒子を素材別に高速検出することに実験室レベルで成功した。本稿では、その手法と、検出に適したろ過フィルターの選定について紹介する。

○精密質量分析による下水中のPRTR物質の把握
/(国研)土木研究所/髙沢麻里・鈴木裕識・山下洋正
筆者らの研究チームでは、スクリーニング技術の一つであるターゲットスクリーニングに着目し、PRTR制度の対象である第一種指定化学物質462種(PRTR物質)について、夾雑物を多く含む下水中における存在実態の把握を目的として分析手法の検討を進めてきた。本稿では、液体クロマトグラフ-エレクトロスプレーイオン化-四重極飛行時間型質量分析計(LCESI-QToF-MS)を用いたターゲットスクリーニング手法について、特にそのデータベースの構築手法開発の取り組みを紹介する。

○国内都市河川における化学物質のスクリーニング
/(公財)東京都環境公社/西野貴裕
非常時における化学物質漏洩等を想定して、高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC-QTOFMS)のデータベース内に精密質量情報等を登録するとともに、国内主要河川の水質試料を分析することで、その対応力を強化するとともに定量精度の確認を行った。

○LC/MS/MSによる水酸化テトラメチルアンモニウムの測定法検討
/福岡県保健環境研究所/古閑豊和
本稿では、半導体製造過程に用いられる水酸化テトラメチルアンモニウムについてLC/MS/MSによる測定法を検討したので、その検討結果や事業場排水試料を用いた実試料測定結果について紹介する。

○化学物質流出事故を想定したLC/MSによる分析の検討について
/滋賀県琵琶湖環境科学研究センター/佐貫典子・居川俊弘・田中節彦/宮下康雄・河原 晶・井上 健
事業場等からの化学物質の流失による緊急事故時を想定し、PRTRデータからLC/MSで測定可能な物質19物質を選定して分析条件の検討を実施した。魚類の急性毒性値等から設定した分析目標濃度を満足した測定が可能なことを確認し、環境水分析に適用した。

○マイクロプラスチックへの化学物質の収着と網羅分析による未知汚染物質の探索
/(株)島津テクノリサーチ/八十島誠
マイクロプラスチック(MPs)問題は、解決すべき世界的課題となっている。本稿では、PP、PE、PSへの化学物質の収着特性について紹介する。また、水環境で採取されたMPsを網羅分析する事で未知高懸念化学物質の探索を行う方法を検討したので、これを紹介する。

○イオンモニタリングシステムによる浄水処理管理への応用
/サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)/中西雄一
水質管理においてイオンクロマトグラフィーは、主に陰イオンや陽イオンの定量分析に用いられている。イオンモニタリングシステムは直接系統水の試料採取から測定結果の出力まで行い、リアルタイムに測定結果を取得することによりプラント運用の効率をあげることができる。

■解説
○膜処理技術の最新動向
/中央大学/山村 寛

■連載
○静脈物流:ごみ収集・運搬よもやま話
東日本大震災に伴う震災廃棄物の処理(1)
/循環物流システム研究所/井上 護

○世界の列車のトイレ 第1回
日本の鉄道(1)
/NPO21世紀水倶楽部/清水 洽

○環境に配慮したものつくり 第4回
/ソノヤラボ(株)/園家啓嗣

○硝酸呼吸活性汚泥による汚水処理の技術 第4回
/環境微生物工房/定家義人・定家多美子

■コラム
○活力ある未来をたぐり寄せよう
/HST

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