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機械を設計する際に、少なからず流体が機器内に介在し、その特性が性能に影響を及ぼしたり、不可解な流動現象を引き起こしたりすることがあると思います。そのようなとき、様々な観点から流体力学の知識の必要性を実感するはずです。この講座では、流体の性質や流れの基礎式をはじめ、流体機器内で生じるすきま部での漏れ、流れの絞り、圧力損失などについて、とくに水や油に代表される液体の内部流れに焦点を絞り、流体力学の基礎的事項を初学者向けに解説します。なお、章末には演習と例解が付いていますので、ご自身で理解力の確認をすることができます。ただし、受講に際して高校ならびに大学1学年程度の数学と物理(微分積分と力学)の知識を必要とします。

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講義時間:150分(上下巻セット)・講義テキスト付　
講師:西海孝夫(芝浦工業大学)

◆講義目次

上巻:流体力学の基礎
　第1章　流体の性質
・流体力学とは?
・流体の性質と単位
・静止流体の力学

　第2章　流れの基礎式
・流量と流速
・圧力とせん断応力
・レイノルズ数
・連続の式
・ベルヌーイの定理
・運動量の法則

上巻:流体力学の基礎サンプル動画

下巻:流体機器の内部流れ
　第3章　すきま流れ
・平行平板間の流れ
・移動壁面のすきま流れ
・環状すきま流れ
・放射状すきま流れ
・傾斜すきま流れ

　第4章　内部流れの圧力損失
・管路内の流れ
・絞りの流れ
・キャビテーション