プラスチックス 2019年6月号 PDF版

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プラスチックス 2019年6月号 PDF版

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■特集:統計でみるプラスチック産業の一年 〜2018年プラスチック産業統計資料集〜
2018年のプラスチックの国内消費量は、原材料は前年比.0.5%とほぼ前年並み。製品の消費量は、1.4%増と3年連続で増加を続けています。本特集では主要樹脂および製品の2018年の動きをまとめて頂きました。

○JPIF2018年統計資料集/概況
/日本プラスチック工業連盟 岸村小太郎
2018年の原材料生産量は、前年比.3.1%とマイナスに転じ、5四半期連続で前年同期を下回っている。製品生産量は1.1%増。原材料(くずを除く)の輸出量は前年比0.6%増とプラスの状態は続いているが、その伸びが止まった感がある。

○ポリエチレン
/石油化学工業協会/飛田利雄
低密度ポリエチレンはエチレン製造装置及び誘導品の定修の集中により、生産は大幅な減少。出荷は国内向けが中心とすることに変わりがないが、2018年は生産の減少に伴い輸出も低迷が続き、需要に賄えない分については、輸入品が増加することとなった。低密度ポリエチレンプラントで併産されるエチレン酢酸ビニルコポリマーの生産、国内出荷が減少する中、海外から引き合いもあり輸出は増加。高密度ポリエチレンにおいては2年おきの定修集中年に当たり、生産、輸出とも低下。国内出荷は汎用のフィルム分野においては輸入品への置き換わりが進むと同時に国産品は、射出成形、中空成形品などへの移行が進む。

○ポリプロピレン
/石油化学工業協会/飛田利雄
ポリプロピレンの生産は、2017年末の大型プラントのトラブル停止、定修の集中により、需給は引き続きタイトバランスで推移するも、年後半には、タイトバランスも解消に向かう。出荷については、ポリエチレンと同様にフィルム分野等包装資材向けの出荷低迷が続く中、工業部品向けの出荷がある程度維持され、用途的にも差別化が進む年となった。

○ポリスチレン樹脂
/日本スチレン工業会/後藤英明
ポリスチレンの2018年の生産・出荷は前年をわずか下回った。国内出荷と輸入品を含めた国内総需要でも前年を下回り、69.1万トンとなった。ここ数年のなかでは、2017年に続き高い数量を維持している。今後の新規用途開発が重要となる。また、引き続き稼働率も高く工場の安定操業継続の重要さも増している。

○ABS樹脂
/編集部
2018年ABS樹脂出荷実績は38万924トンで前年比96%であった。このうち国内用途が63%を占める。国内用途別出荷実績をみると車両用が105%であった他は微減である。

○塩化ビニル樹脂
/塩ビ工業・環境協会/長縄肇志
変性PPEの2018年の国内市場見込みは対前年比0.8%増と推定されほぼ横ばい。2019年も自動車部品用途が堅調で、国内市場は横ばいと予測される。世界市場の見込みは対前年比2.4%増と推定される。自動車電装部品やHEV、EV関連部品が堅調。

○メタクリル樹脂
/石油化学工業協会/飛田利雄
中国の環境規制、海外のプラントトラブル下のもと、世界的な需給バランスのタイトバランスは継続。モノマーの国内の生産は、上流の定修増加に伴い、原料不足もあり、生産は低下。生産量の低下にも伴い、出荷では国内向けは増加するも、輸出は大幅な減少。ポリマーでは前年低調な生産であった注型板、押出板の生産の増加が見られるが、出荷は低調。成形材料では、生産の増加は主に国内向けへの供給に当てられる。

○ポリエチレンテレフタレート
/ポリマーテク研究所/葭原 法
2018年の国内ポリエチレンテレフタレート生産の70%が非繊維用で繊維以外の機能材が増大している。新用途開発に加えて、高品質用途に特化してきていると推定される。非繊維用はここ5年間減少傾向にある。

○液晶ポリマー
/上野製薬(株)/縣 俊生
液晶ポリマーは電気電子部品や情報通信関係部品等を中心に伸張してきたスーパーエンジニアリングプラスチックである。本稿では最近の需要動向について、市場からの情報を例に解説する。また技術動向については当社の取り組みをもとに紹介する。

○ポリカーボネート
/安田ポリマーリサーチ研究所/安田武夫
ポリカーボネートは透明で、機械的特性、耐熱性、寸法特性、自己消火性、耐候性などに優れる。本稿では、ポリカーボネートの市場動向、メーカー動向、技術開発動向、環境・安全問題への対応、今後の課題・展望について述べる。

○ポリブチレンテレフタレート
/ポリプラスチックス(株)/五島一也
ポリブチレンテレフタレートは、機械特性、耐熱性、成形加工性にバランスに優れたエンプラである。1970年に量産化され、現在の市場規模は約100〜120万t/年(世界)である。技術開発や品質改善、安全基準への対応が進み、自動車分野をはじめ各分野で採用が進んでいる。

○変性ポリフェニレンエーテル
/三菱エンジニアリングプラスチックス(株)/星野哲也
変性PPEの2018年の国内市場は対前年比0.8%増と推定されほぼ横ばい。2019年も自動車部品用途が堅調で横ばいで推移するものと思われる。世界市場は、自動車電装部品やHEV、EV関連部品が堅調で対前年比2.4%増と推定される。2019年以降も2%強の成長が期待される。

○ふっ素樹脂
/編集部
原料ふっ素樹脂の2018年の国内生産量は前年比102%。2015年以降、国内出荷が順調に伸びている。品目別出荷額を見るとふっ素樹脂の金額が100%の加工品Aが26%、50%未満の複合品である加工品Cが17%を占めている。

○エポキシ樹脂
/(株)ADEKA 小林将太
エポキシ樹脂は、接着性、機械強度、耐熱性等に優れた硬化性樹脂であり、古くからさまざまなアプリケーションで利用されている。本稿では、エポキシ樹脂の業界・市場動向、技術動向および環境対策・安全への対応について紹介する。

○軟質塩化ビニル樹脂製品
/日本ビニル工業会/長草一人
軟質塩ビの市場は2018年は政治経済が揺れ動く中、海ゴミ問題や環境化学品規制、海外安価製品の流入や他素材との競合など厳しい状態が続いたが、ビニル建装(壁紙)とビニルレザーは、3年連続して前年比を上回る出荷量であった。

○プラスチック板
/編集部
2018年のポリカーボネート平板・波板および硬質塩化ビニル平板・波板の生産出荷動向を示す。ポリカーボネート波板においては32波が生産の93%を占め残りが特派となった。硬質塩化ビニル平板においては工業用途が62%を占める。輸出は5%程度である。

○硬質塩化ビニル管・継手
/塩化ビニル管・継手協会/山口秀美
2018年度の硬質塩化ビニル管の生産累計は23万6,866トン、硬質塩化ビニル継手は2万2,566トンである。硬質塩化ビニル管の出荷累計は、23万6,992トン、硬質塩化ビニル継手の出荷累計は、2万2,538トンとなっており、2018年度の出荷量は、前年度より若干微減傾向になると思われる。

○ポリオレフィンフィルム
/日本ポリオレフィンフィルム工業組合/中村好伸
2018年におけるポリオレフィンフィルムフィルムの出荷状況は、低密度ポリエチレンフィルムが対前年比106%、高密度ポリエチレンフィルムが同98%、ポリプロピレンフィルムは同95.2%、合計では同103%となった。低密度ポリエチレンフィルムの用途別では、産業用5.7%の増、ごみ袋3.0%の減、農業用その他8.2%の増となっている。

○ポリプロピレンフィルム
/編集部
ポリプロピレンフィルム工業会の調査によると2018年は2018年の延伸ポリプロピレンフィルムは内需が23万7,737トンで微減。輸出5,273トンで前年比79%。合計24万3,010トンで前年比1%減であった。無延伸ポリプロピレンフィルムは内需が15万9,273トンで微増。輸出5,654トンで前年比105%。合計16万4,891トンで前年比103%であった。

○ポリウレタンフォーム
/ウレタンフォーム工業会/平松利夫
2018年のポリウレタンフォームの生産・出荷実績統計を示す。また、ポリウレタンフォーム業界として抱える課題と対応について紹介する。

○発泡スチレンシート
/発泡スチレンシート工業会/草西 稔
発泡ポリスチレンシートはポリスチレン樹脂を数倍から十数倍に発泡させてシート状に押出成形した成形加工に適した素材で、食品容器包装の用途が主力である。2018年(暦年)の出荷量は昨年対比101%と納豆用途、耐熱用途の伸びもあり前年を上回る出荷となった。

○PETボトル
/PETボトルリサイクル推進協議会/浅野正彦
PETボトル用の樹脂需要は、2017年(暦年)70.1万トンで対前年比3.2%増。これは、清涼飲料等(3.7%増)の好調によるものであった。2017年度のPETボトルリサイクル率は84.8%と目標値の「85%以上の維持」に若干及ばなかったものの、引続き世界トップレベルのリサイクル率を維持している。

○発泡スチロール
/発泡スチロール協会/武田導弘
2018年の発泡スチロールの国内原料出荷実績は130,183t(国産原料120,777t、輸入原料9,406t)で前年比97.9%。農業、弱電分野を除き前年を下回る出荷量となった。また台風、豪雨等により1次産品は影響を受けた年であった。

○電線・ケーブル
/日本電線工業会/星野久子
電線需要においては、2018暦年ベースで、銅電線の出荷量(銅導体重量)は69万5千トン、前年比+0.6%と70万トンには届かなかったものの、2年連続で増となった。光製品は、2018年は4,915万km、前年比+3.1%と5年連続の増となり、4年連続で最高値を更新した。

○炭素繊維
/編集部
2017年の炭素繊維出荷量は3年連続で2万トン台となった。国内出荷は航空宇宙用を中心に産業用、スポーツ用がいずれも増加し、全体で前年比6.8%増となった。輸出は主力の産業用が横ばいであったがスポーツ用が好調。輸出比率は前年からわずかに低下した。

○可塑剤
/可塑剤工業会/山崎英夫
可塑剤は材料に柔軟性を与える添加剤で、主に塩化ビニル樹脂(塩ビ)に多く使用され、社会や暮らしの中で幅広い用途で使われている。2018年の可塑剤は、生産量としては26万6,394トンで前年比4.7%減少、出荷量としては26万6,976トンで同じく前年比4.7%減少した。

○プラスチック加工機械
/日本プラスチック機械工業会/柴田 稔
成形機(射出、押出、ブロー)を中心にして、昨年のプラスチック加工機械の生産等の統計をまとめる。2018年も2017年に引き続きプラスチック加工機械の生産は高水準であった。生産金額では射出成形機が伸びたものの、押出機とブロー成形機は減少した。

○廃プラスチックの処理
/プラスチック循環利用協会/半場雅志
プラスチック循環利用協会では、毎年12月に「プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況」、所謂プラスチックのマテリアルフロー図を公表している。本稿では2017年のプラスチックのマテリアルフロー図(フロー図)の内容について紹介する。

■一般記事
○〈解説〉ファイバーtoコンポジット(FtoC)成形プロセスの特徴と効果
/(株)ADEKA/藤田直博

■連載
○大自然を科楽する 第38回
/青野哲士

○プラスチック成形における不安定流動の制御 第69回
/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美

○成形材料の溶融安定性とリサイクル 第3回
/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹

○ちょっと気になる企業・技術と耳より情報 第15回
/知財経営研究社/松平竹央

○世界のバイオプラスチックは今 第18回
/ITIコンサルタント事務所/猪股 勲

■展示会出展製品紹介
○「INTERMOLD名古屋・金型展名古屋 出展製品紹介

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