/日本工業出版(株)/

■特設記事:団地における設備・機器
○団地における設備・機器の開発・更新技術
/日本総合住生活(株)/小川治久
当社は集合住宅の快適な住環境づくりをサポートしている。本稿では昭和40〜50年ころに建てられた「団地における設備・機器」の設備機器の開発・更新技術として、風呂釜・浴槽等の開発の変遷、洗面所水廻り設備に関する開発、そして、低騒音の工具等について紹介する。

■最新技術情報
○自然換気窓「EXIMA31バランスウェイ」
/YKK AP(株)/鈴木雅之

○あらゆる自動逆洗浄化槽に対応するタイマ付ブロワ
/フジクリーン工業(株)/石田卓哉

○リニューアルで「ZEB Ready(50%省エネビル)」を実現
/大成建設(株)/竹信弘明・山本 進・村田圭介

○BIMによる設計環境を実現
/エーアンドエー(株)

○DRA-CAD15シリーズの設備分野での利活用
/(株)建築ピボット/千葉貴史
発売30周年を迎えたDRA-CADは、建築・構造・設備設計また施工図作成などの技術者のための設計・製図機能を中心に発展してきた。本稿では最新版のDRA-CAD15の機能を紹介するとともに設備設計分野での利活用について俯瞰してみる。

○MR技術を活用した流体解析シミュレーションの3D体感システム
/三機工業(株)/柳 一生

○光触媒フィルタを搭載した空気清浄機TITAN POWERの紹介
/ユーヴィックス(株)/横田大佑/ミドリ安全エア・クオリティ(株)/木村英明
近年、建物の高密化や省エネ化の観点から換気回数が減少し、室内の空気がこもりやすくなり、臭気問題が発生する事例が増加している。本稿では、光触媒についての解説と光触媒フィルタを搭載した空気清浄機のTITAN POWERの脱臭性能や設置事例について紹介する。

■竣工事例
○アーバンネット銀座一丁目ビル
/(株)NTTファシリティーズ/里見国弘・竹内義晴・堀内 尊・師井周子
銀座一丁目に建つテナントオフィスビルである本建物は、銀座アドレスにおいて希少な1フロア約320坪という大型プレートである。将来にわたって競争力を失わない、持続可能なオフィスビルをコンセプトとした本建物の設備を本稿で紹介する。

○シンフォニー豊田ビルの設備概要
/(株)竹中工務店/細沢貴史・野中康司・石橋良太郎
シンフォニー豊田ビルは、様々な先進的省エネ技術の導入により、省エネ化を推進するだけでなく、周辺ビルを結ぶ新たな地下回遊ルートによる歩行者ネットワークの構築や、DHCの熱需要家と熱供給会社がネットワークによりエネルギーを面的利用することで、街区全体のエネルギー熱利用効率を高める取組みを行ったプロジェクトである。

○低炭素建築物認定マンション「リストレジデンス用賀」
/リストデベロップメント(株)/登坂庸介
当プロジェクトでは、低炭素建築物認定を取得するために、一般住宅のエネルギーの約30%を占めている給湯部分の削減に着目し、一次エネルギー効率の点で最も効果的なハイブリッド給湯暖房システムの設置を前提に設計した。集合住宅で全戸に「エコワン」+床暖房を導入した国内初の全戸低炭素建築物認定マンションを本稿で紹介する。

■シリーズ
○建築設備・非構造部材の耐震13
地震波と建物・設備の応答周波数
/東京工芸大学/水谷国男
地震時の非構造部材や設備機器の振動特性は、地震波が地盤から建物各階に伝搬し、さらに各階の床スラブから天井や設備機器に振動が伝わる過程で、建物の固有周波数や振動モード、天井・設備機器の固有周波数が影響し、周波数ごとに増幅したり減衰したりするので、地震波の最大加速度だけでは非構造部材や設備機器を設計・評価できない。本稿では、建物・設備の振動台実験における地盤から建物・非構造部材及び設備機器に至る振動の伝搬性状を周波数分析した結果を紹介する。

○外国の環境保全および建築設備事情
ここ17年間に大きく低減した米国の住宅における使用水量
/元(株)森村設計/前島 健

○設備工事で出会う建築用語22/殿垣内建築・設備事務所
/殿垣内恭平/イラスト:(株)シミズ・ビルライフケア/髙橋正一

■連載
○ホテル建築の配管設備における管種選定動向(その2)
/IDE研究所/井出浩司
本稿においては、米国の水研究財団(Water Research Foundation)の研究報告書である住戸における水使用量Residential End Use of Water(REU)の2016年版を紹介する。ここ17年間に米国の住宅における使用水量は、大きく低減した。

■Le petit pouce ペットと暮らす154
○いのちの森
/畑建築デザイン/畑 由起子

■製品ガイド
○建築設備用緊急遮断弁