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■特集:空気圧縮設備のクリーン化と省エネルギー技術
○エアコンプレッサおよび圧縮エアの省エネの考え方
/長谷川コンプレッサー・コンサルティング・オフィス/長谷川和三
製造工場の動力設備として、便利で安価な為、広く普及しているエアコンプレッサは、工場の電力消費の20%を占める重要な省エネテーマである。本稿では、省エネ意欲の高いユーザーを対象に、ユーザーの立場の視点で、「省エネの考え方」を解説する。
○エアードライヤーの省エネ計画と省エネ運用
/ハイグロマスター(株)/長谷川仁史
“エアードライヤー”の常識に挑戦し省エネ少環境負荷のドライヤーを提供してきた実績をもとに、廃熱の有効利用やエアー量の低減まで踏み込んだエアーライン全体の省エネノウハウを紹介。
○圧縮空気用除菌フィルタ
/(株)フクハラ/石黒衆亮
食品加工、医療(歯科)の分野で求められる圧縮空気の微生物学的品質と、それを満足でき得る当社製「除菌フィルタLRV≧8」の仕様・使用方法などについて解説する。
○高温環境下に対応し処理空気流量アップとコンパクト化を実現した大型冷凍式エアードライヤー
/オリオン機械(株)/長田秀隆
「高温環境下でも止まらないエアードライヤーを」との声に応えるため使用周囲温度を48℃に拡大、エアーコンプレッサーの大流量化に伴い処理風量10%アップ、更にコンパクト化された大型冷凍式エアードライヤーを紹介する。
■解説
○ノロウイルス感染予防のための環境検査法/(株)島津総合サービス/西村直行
ノロウイルス(以下、NV)の感染予防には環境中のNVモニタリングとその結果に基づいた処置が有効である。本稿では、当社で開発した検出感度、操作性の共に優れたNV拭取検査法を紹介するとともに、本方法を利用したNV感染防御法についても考察する。
○我が国における寄生虫性食中毒の発生状況と原因食品の検査法
/国立感染症研究所/杉山 広
クドアやアニサキス等の食品媒介寄生虫による健康被害は、食中毒として対応される。その発生状況と原因食品の検査法を解説する。寄生虫感染の恐れがないクリーンな食品は、これに必要な検査の実施で担保されている。
○封じ込め設備構築における課題とIPECの取り組み
/(株)IHIプラントエンジニアリング/鈴木新吾・髙橋佑子・佐藤英司
本稿では、医薬品製造工場の一次封じ込め設備構築における課題を示し、それらの課題も含めた封じ込め技術に関する当社(IPEC)の取り組みとして、医薬封じ込め技術実験室及びそこでの検討事例を紹介する。
○無菌治療室の換気システム性能評価
/大阪市立大学/小林知広・梅宮典子/(株)日本医化器械製作所/雉鼻一郎・飯田哲司
/ダイダン(株)/徳原盛孝
本稿では今後施設基準を満たすだけではなく、垂直および水平層流方式として4種の換気システムを有する病室を対象とした数値流体力学(CFD)による解析を行い、学術的観点から病室内空気齢に基づいて空気交換効率と局所空気交換指数の評価を行った結果を紹介する。
○電子顕微鏡用マニピュレータを使ったナノ微粒子測定
/千葉工業大学/菅 洋志
カーボンナノチューブプローブを使った電子顕微鏡観察下マニピュレーション技術によって、これまで掴むことのできなかった50nm程度の微粒子を非破壊でピックアップすることができるようになった。本技術を用いて,鉄酸化物微粒子のヘマタイトFe2O3とマグネタイトFe3O4をナノギャップ電極に配置し、それぞれのナノ微粒子一粒の電気抵抗を測定した。本技術は、導電性に関わらず測定できるため、様々なナノ微粒子の計測に応用可能である。
○設備管理とビッグデータへの取り組み
/旭化成エンジニアリング(株)/増田秀幸
当社の約40年の過程で蓄積したメンテナンス技術とノウハウである「計画保全」という仕組みの中で、当社が得意とする設備診断技術を初めメンテナンス分野における「ビッグデータ」に関連した取り組み事例を紹介する。
■連載
○わかりやすく学べるクリーンルームの基礎と汚染対策 第40回
/新日本空調(株)/水谷 旬
■製品紹介
○医療の質と医業経営を支える受託滅菌サービス
/エア・ウォーター・メディエイチ(株)/石河伸二
○安全な製造環境を作る「封じ込め技術」を用いた機器
/ホソカワミクロン(株)/三原敬明
○クリーン空調システム
/新晃工業(株)/井川 洋
○TDLAS露点水分計
/神栄テクノロジー(株)/本田真一・板橋健一・川北英明・平田彰彦
○過酸化水素ガスを使った部屋除染への対応
/日本エアーテック(株)/後藤 浩
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