/日本工業出版(株)/

■特集:2014年自動認識システム大賞受賞システムプレゼンテーション
○センサインターフェースを有したパッシブ型RFIDによる
構造物診断システム「WIMO」/太平洋セメント/江里口　玲センサインターフェースを有するパッシブ型RFIDを用いた構造物診断システム「WIMOR」は、今までにない新しい非破壊検査システムである。本稿では、センサ情報の通信デバイスとしてRFIDの新たな可能性を示すとともに、本システムの実用化にいたるまでに検討した、多くの技術課題の中から一部について解説する。

○RFIDを活用したデジタルピッキングシステム「eye-navi」の開発
/ダイフク
無線表示器一体搬送方式を採用した次世代デジタルピッキングシステム「eye-navi」の紹介をする。

○UHF帯タグを用いた棚アンテナによる個品管理システム
/帝人/新本 夏樹
飛散する電波を閉じ込めてシート近傍で通信をさせる新素材「セルフォーム」を棚アンテナとして活用することで、UHF帯RFタグを用いた棚による個品管理システムを実現。その詳細技術・製品概要と導入事例を紹介する。

○長距離通信RFIDを活用した不適切駐輪管理システム
/マーストーケンソリューション/村岡　聡
2014年度自動認識システム大賞「特別賞」受賞システム。施設構内の駐輪マナーでお困りではありませんか? UHF帯ICタグの特長である長距離通信に着目し、『迷惑駐輪』の対策としてICタグ駐輪管理システム「ICycle」が筑波大学で稼働を開始した。巡回作業の省力化、駐輪マナーの向上、盗難抑制/早期発見などの効果事例を紹介する。


■特集:生体認証とセキュリティ
○指静脈認証とRFリーダ/フィット・デザイン・システム/辻　哲司
指静脈認証装置(FDV-1000)は、指静脈とRFリーダを搭載し電気錠制御回路も内蔵した、安価でコンパクトな認証機である。指静脈とRFリーダを使ったシステムの特徴や活用例を紹介する。

○あなたの眼は、最強のパスワード/グレープシステム/工藤 清隆
国際標準(ISO 19794-6)に準拠し、優れた虹彩認証アルゴリズムを採用した両眼用虹彩認証装置「Pass5050」を加え更に充実のクリテック社の虹彩認証デバイスと当社のVoIP/ネットワークソリューションによる虹彩認証ソリューションを紹介する。

○世界1評価の顔認証エンジンを採用した顔画像監視システム
/NECソリューションイノベータ/木原 京子
「顔跡/ KAOATO」はカメラの映像から、特定の人物を高速・高精度に検知する顔画像監視システムである。柔軟な拡張性、優れた機密性を提供するNeoFaceファミリー「顔跡/KAOATO」の現在と未来を紹介する。

■話題の追跡
○自己組織化マップ(SOM)を用いた表情認識
/中部大学/服部 公央亮・保黒 政大
/名古屋工業大学/田口　亮・梅崎 太造
顔画像を用いて表情認識が実現できれば、自動車などにおける運転者の居眠り検出、臨床医療での容態モニタリングなど幅広い領域への応用が期待される。ここでは、自己組織化マップ(Self-Organizing Maps:SOM)による表情認識手法を紹介する。

○プリンタブルRFIDの現状と展望
/大阪府立産業技術総合研究所/宇野 真由美/東京大学/竹谷 純一
高移動度の塗布型有機単結晶トランジスタを用いて、13.56MHzを超える高速の有機整流素子を開発した。また、オシレータ回路と組み合わせた簡単な認証デバイスの実験も行った。真空フリーのプロセスで、これまでにない高速駆動を実現することができており、プリンタブルRFIDデバイスの実現に向けた要素技術が確立してきた。

○中国を始めとする海外医薬品のシリアライゼーション動向
/マイクロ・テクニカ/葛生　仁
この1年半、世界各国のシリアライゼーションの動きを自分の目と自分の肌で感じるだけのために世界各地に何回も出かけた。出先で得た情報の一部を紹介する。また、日本国内でいくつものシリアライゼーション対応ラインを立ち上げてわかったリスクと注意点を紹介する。

■プロダクトA
○新しいICカードリーダ/安田情報/田中 広明
■連載
○サプライチェーン用RFID規格の概要　第1回
RFIDをどう使うのか/自動認識コンサルタント/柴田　彰

○インターネットは日用品流通をどう変えるか2014　第1回/プラネット

○2020年「世界最先端IT国家」への道　第4回
オープンデータ戦略と公共データの活用/コミュニティアドバイザー/波形 昭彦

○入門:RFIDタグのアンテナ設計　第8回(最終回)/千葉大学/橋 応明

○NFCで始める実践RFID　第27回
語学学習とNFC/クレスコ・アイディー/大坂 泰弘

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