プラスチックス 2013年6月号 PDF版

プラスチックス 2013年6月号 PDF版
shopping_cart

商品のご購入
ADD TO CART

個数:
商品コード:
S1306

プラスチックス 2013年6月号 PDF版

販売価格/
1,800 円(税込)
通常価格/
1,800 円(税込)
■特集:統計でみるプラスチック産業の一年
2012年プラスチック産業統計資料集

○2012年のプラスチック産業概況
/日本プラスチック工業連盟/水野靖彦
2012年は、世界経済の減速による輸出の減少に加え、円高や電力コストの上昇などもあり厳しい状況であったが、年末の政権交代後、円高修正や株価上昇など復調の兆しが見えつつある状態で一年が終わった。日本のプラスチック産業も総括的には通年で2011年の数字を下回っていて先行きは厳しい状況にある。

○プラスチックに関連する各種統計/編集部

○ポリエチレン/石油化学工業協会/飛田利雄
低密度ポリエチレンは、主力のフィルム向けの出荷が低調に推移。高密度ポリエチレンは、レジ袋向けのフィルム分野は引き続き低調であるが、復興需要からパイプ向け出荷が増加。

○ポリプロピレン/石油化学工業協会/飛田利雄
ポリプロピレンでは、エコカー補助金制度効果もあり、2年ぶりに四輪自動車の国内生産は増加に転じた。このこともありポリプロピレンの射出成形分野出荷は増加したが、フィルム分野等のその他の出荷は、輸入品の増加影響もあり、前年を下回る水準。

○ポリスチレン樹脂/日本スチレン工業会/野村伸雄
2012年は、低迷している電機・工業用途に加え、東日本大震災を契機とした輸入品の定着化と歴史的な円高による輸入品の増加等が背景になり国産品の国内出荷は減少している。一方、輸入品を含めた国内総需要では2012年は70.9万トンとほぼ前年並みにとどまっている。

○ABS樹脂/編集部
2012年ABS樹脂出荷実績は通期で37万7,465トン、前年比94.4%であった。このうち国内用途が63.7%、残りは輸出向けである。国内用途別出荷実績を見ると耐候用、車両用が増えている他は前年より減少している。

○塩化ビニル樹脂/塩ビ工業・環境協会/長縄肇志
2012年の塩化ビニル樹脂の生産量は126万8,000トン(対前年比86.1%)、総出荷量は127万2,000トン(同86.8%)であった。国内出荷量102万7,000トンで内訳は硬質用56万9,000トン、軟質用25万8,000トン電線・その他用は20万1,000トンであった。

○メタクリル樹脂/石油化学工業協会/飛田利雄
国内では、薄型液晶テレビの買い替え需要終息に伴い、導光板関係の出荷低迷、今後は小型、中型向けへシフトが進むとともにLED照明の普及・拡大に期待。アジア域内の今後の需要増加を見込み海外展開が加速化しており、新規設備の稼働開始が相次ぐ。

○ポリエチレンテレフタレート/ポリマーテク研究所/葭原 法
化学工業統計によると、2012年の繊維用途を除いたポリエチレンテレフタレート樹脂生産量は、約47.2万トン(前年比?16.5%)。容器用が27.9%の13万1,500トンで、その他のフィルム・シート・成形用が、72.1%の34万500トンであった。また2012年に78万900トン輸入され、7万3,400トン輸出された。

○ポリカーボネート
/三菱エンジニアリングプラスチックス(株)/安藤和弘
2012年のポリカーボネートの需要は、金融引き締め政策を見直した中国や回復の兆しがみられるアメリカにより、世界需要は2010年のレベルである310〜320万t程度になると推定される。地域あるいは用途による違いがあるが、今後の伸びは世界全体として5%を超えると考えられる。

○ポリアミド/ランクセス(株)/豊田徳視
世界市場における、地域別、分野別に見た規模と伸び率の予測に基づき、ポリアミド業界がいかに自動車産業と密接な関係にあるか、そして、その自動車業界が目指す軽量化への期待に、ポリアミドPA6が貢献できる画期的な手法を、ランクセス社の取り組みと共に紹介する。

○液晶ポリマー/上野製薬(株)/米谷起一・滝川智博
液晶ポリマー(LCP)は、その特徴を活かし電気・電子分野や情報通信分野を中心に大きく伸張してきた。現在のLCPの需要動向を概観し、今後の更なる高度な要求に対応するための新規グレードの紹介、またLCPによる新たな用途拡大の可能性について述べる。

○ポリブチレンテレフタレート
/三菱エンジニアリングプラスチックス(株)/西田直史
2013年以降のPBT需要は、日欧米で大きな成長は期待できないが、需要の中心は中国・アジア圏へシフトし、世界需要は一定の成長が見込まれる。一方で供給面でも、プラントやコンパウンド拠点の新増設が計画されており、引き続き各メーカー間で厳しい競争が予想される。

○変性ポリフェニレンエーテル
/三菱エンジニアリングプラスチックス(株)/星野哲也
変性PPEの2012年の国内市場は3万5,700トン(対前年比7.5%増)と推定される。また2013年以降の国内市場は減少が予測されるが、円安が継続されれば国内回復も期待される。一方世界市場については今後3〜4%前後の成長が期待され2016年には35万トン超までの拡大が見込まれる。

○ポリアセタール/ポリプラスチックス(株)/宮本康満
ポリアセタールの需要動向について、新年号では主として供給の面からまとめて報告しているが、今回は2012年の各国の需要動向について整理して報告する。また、日系メーカーの今後の動向を紹介する。

○ふっ素樹脂/編集部
ふっ素樹脂の2012年の国内生産量は27,233トン(前年比93.8%)、国内出荷は25,463トン、輸入6,326トン、輸出19,034トン、内需12,755トンとなっている。産業別出荷額は電気機械器具が26,325トン(うち半導体関連が17,282トン)で大きな割合を占めている。

○エポキシ樹脂/編集部
エポキシ樹脂は1930年代に開発され、日本では1950年頃から輸入販売が1962年には国内生産が始まった。2012年の国内出荷合計は9万9,039トン、輸出と合わせた出荷実績は11万8,258トンで前年同月比93%となっている。

○塩化ビニル製品
/日本ビニル工業会/鈴木 環/塩化ビニル管・継手協会/石崎光一
塩化ビニル製品のうち、軟質塩化ビニル製品、硬質塩化ビニル板、および硬質ビニル管・継手の2012年の状況について述べる。

○ポリオレフィンフィル
/日本ポリオレフィンフィルム工業組合/丸山 清
2012年におけるポリオレフィンフィルムの出荷状況は、低密度ポリエチレンフィルムが31万7,560トン、高密度ポリエチレンフィルムが19万9,819トン、ポリプロピレンフィルムは、8,465トン、合計では525,844トンで対前年度比96.2%の減少になっている。

○発泡製品/ウレタンフォーム工業会/横山 茂
/発泡スチレンシート工業会/山純平
発泡製品のうち、ポリウレタンフォーム、発泡スチレンフォームの2012年実績について述べる。

○PETボトル/PETボトル協議会 矢萩正義
PETボトル協議会の2012年の樹脂需要実績によれば,清涼飲料用を主体にPETボトル全体で61.0万トン(前年比4.6%増)であった。PETボトルの分別収集は2011年度1,694市町村(全体の97.2%)が実施し、その人口カバー率が98.6%と分別収集は全国的に普及している。

○発泡スチロール/発泡スチロール協会/阿久澤輝好
2012年の発泡スチロール原料樹脂の出荷量は、2011年度比93.2%であった。2011年も前年比97.3%の出荷量であり、2年連続の減少であり、厳しい状況が続いている。

○電線・ケーブル/日本電線工業会/星野久子
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等のプラスチックの需要に関連のある被覆電線・ケーブルの2012年の出荷量は49万7,200トン(前年比+2.8%)であった。主要絶縁・被覆材料の消費量推移から、銅電線出荷推移とプラスチックの消費推移は密接な関係があることが分かる。

○炭素繊維/編集部
炭素繊維協会の調べによると、炭素繊維出荷量は2011年度に1万7,054トン(前年比6.4%増)となり、1991年度の本統計開始以降の過去最大を更新した。リーマンショックの影響で需要大幅減となった2009年を除き出荷量は増加傾向を維持している。

○可塑剤/可塑剤工業会/佐田国幸一
昨年の可塑剤の生産量は、26万9,487トンで前年比2.0%減、総出荷量は27万2,253トン、前年比2.6%減少した。2009年のリーマンショック不況後その反動で一時増加に転じたが、東日本大震災を経てようやく下げ止まりの兆しが見えた。

○プラスチック加工機械/日本プラスチック機械工業会/飯田 惇
2012年のプラスチック加工機械の生産は堅調に推移、生産額は1,833億円(前年比約106%)となった。過去の水準に戻らない要因は、海外移転による国内プラスチック製品生産の減少、等いくつかあり、今後も加工機械の国内生産量は大きな伸びが期待できそうにない。

○廃プラスチックの処理/プラスチック循環利用協会/阪口 修
2011年の樹脂生産量は前年に比べ111万t減少した。輸出が減少し輸入が増加したことにより国内樹脂製品消費量は16万t(+1.7%)増加。廃プラ総排出量は952万tで前年に比べ7万tの微増であった。廃プラスチックの有効利用率は1ポイント増加して78%となった。

■一般記事
〈展示会レポート〉nano tech 2013(後編)
/安田ポリマーリサーチ研究所/安田武夫
〈解説〉外部リソース活用による開発のスピードアップ(前編)
/秋元技術士事務所/秋元英郎

■連載
○プラスチック成形における不安定流動の制御 第10回
/藤山ポリマーリサーチ/藤山光美
○有機化学から見た高分子化学 第29回
第6部 高分子の機能<環境と高分子>/名古屋工業大学/齊藤勝裕
○高分子材料の測定・分析技術と評価 第31回
フォギング試験/化学物質評価研究機構/百武健一郎・大武義人
○資源、環境、エネルギーそしてプラスチック 第19回
プラスチックと石油資源(前編)/東京医科歯科大学/宮入裕夫
○POM、PBT、PC、PA66の耐久性データを読む 第7回
PA66の使用時間
/(元)アモコ・パフォーマンス・プロダクツ/安永茂樹
○プラスチックの破壊機構とタフニング 第1回
プラスチックの弾性と塑性変形(1)/山形大学/石川 優
■コラム
○私だってアイラブ・プラスチック 第4回
ストローアート・イミグレーション/当銀美奈子 137
Grinding Technology Japan 2025 SiC,GaN加工技術展 2025
search

キーワード検索キーワード検索
SEARCH

shopping_cart

カートの中
CART

商品数:0点  合計:0円

カゴの中を見る

  • 〒113-8610
    東京都文京区本駒込6丁目3番26号 日本工業出版ビル

  • TEL 03-3944-1181(代)
    FAX 03-3944-6826