建設機械 2013年5月号 PDF版

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建設機械 2013年5月号 PDF版

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■特集:無人化施工技術
○次世代型無人化施工システムの開発
/鹿島建設(株)/領木紀夫・田中敬二
無人化施工技術は約20年前に実用化され、その後ICTなどの飛躍的な進歩により高度化が進められてきた。今回、東日本大震災で被害を受けた原子力発電所の復旧工事における特殊作業と給油や保守管理などの付帯作業にも幅を広げた次世代型無人化施工システムを開発し、適用したので報告する。

○三次元映像技術を活用した
「次世代無人化施工システム」の開発
/(株)大林組/上條宏明・古屋弘・清水千春
福島第一原発以降急速に建機の無人化施工技術が脚光を浴びている。しかしながら無線遠隔操作に基づく無人化施工では、有人操作時よりもオペレータの取得可能な情報量が少ないことによる施工効率の低下や、高度な熟練技術が必要で操作を行える技能オペレータの確保が困難であるといった問題がある。これらの課題解決の一つの手法として、筆者らは最新の無線通信技術、三次元映像技術(以後、3D)および体感型操作環境(簡易バーチャルリアリティ)の活用による「次世代無人化施工技術」を開発し、その効果を検証するために、バックホウ及びクローラキャリアを利用して、がれきの破砕・積み込み・運搬・荷下ろしの重機動作の検証と、施工効率を確認する実証実験を実施した。実験の結果、従来型の無人化施工に対して20%の作業効率向上が確認され、長距離伝送性能の実用化に向けての無線中継技術に関する実用性も確認することができた。

○無人化施工による放射能除染技術/大成建設(株)/立石洋二
当社では、福島第一原子力発電所での無人化施工による瓦礫撤去の実績を踏まえて、除染作業における無人化施工の可能性を検討してきた。今回はそのうちで高所剪定機、スキャブラー、ドライアイスブラストについて報告する。

○建設機械の遠隔操作熟達に関する研究
/(独)土木研究所/茂木正晴・藤野健一・西山章彦
建設機械を遠隔で操作するうえでのオペレータの熟達に関する研究について報告するものである。研究は、建設機械を搭乗操作した場合と遠隔による操作を行った場合の操作者の作業時間及び作業精度の観点から操作に熟達する度合いについて実験結果を踏まえ考察したものである。

○携帯電話による超長距離遠隔操作実験の報告
/(株)フジタ/野末晃・三鬼尚臣
雲仙普賢岳の災害復旧工事では,建設機械を遠隔操作し施工を行う無人化施工が行われている。東日本大震災以降、超長距離遠隔操作による無人化施工のニーズが出てきている。そこで、2011年9月に携帯電話による超長距離(1,000km)遠隔操作実験を実施したのでその成果を報告する。

○放射線被曝を軽減する遮蔽化製品と無人重機
/三菱重工業(株)/佐藤真
東京電力福島第一原子力発電所内の放射線に汚染された大量の瓦礫を処理するため、放射線遮蔽キャビン付きフォークリフトを緊急開発した。それを皮切りに、低線量から高線量環境、或いは、人が入ることが困難な超高線量環境など、様々な現場に対応するため、簡易遮蔽キャビン付きフォークリフト、遠隔操縦フォークリフトなど、操縦者の放射線被曝を軽減する各種製品を開発した。

○防波堤ケーソン据付作業における無人化施工
/東洋建設(株)/草刈成直
海上工事においては自然条件が複雑であることから、経験や熟練度に依存した従来の工法が主流である。そこで、海上工事の安全確保と作業効率の向上を目的として、ケーソンの据付工事において無人化施工システムを開発し現場導入している。本稿では当システムについて報告を行う。

■技術資料
○建設重機や車両の汚染管理
/(独)日本原子力研究開発機構/川妻伸二
2011年3月11日に福島第一原子力発電所事故が発生し、サイト内外で多くの建設重機や車両が用いられている。これら建設重機や車両のメンテナンス要員の安全を確保するうえで、建設重機や車両の汚染管理が重要である。本稿では建設重機や車両の汚染事例を紹介するとともに、汚染管理方法について整理した。

○東日本大震災による道路橋の被災と
その経験を踏まえた研究の取り組み/(独)土木研究所/星隈順一
東日本大震災から間もなく2年が経過しようとしている。著者が所属する(独)土木研究所構造物メンテナンス研究センター(CAESAR)では、地震の発生直後より道路橋の被災調査を行うとともに、これに加え、道路管理者からの技術相談や資料提供等を通じて、道路橋の被害の把握及びその分析を進めてきた。そして、その結果を踏まえつつ、平成24年2月には道路橋示方書の改定がなされたところである。本報では、地震動ならびに津波の影響による道路橋の被災経験に基づき、今後必要な研究とその取り組みの一部について概説する。

○土木工事におけるドラグショベル作業の安全
/(独)労働安全衛生総合研究所/高木元弥
土木工事ではドラグショベル作業による死亡災害が後を絶たない。本稿では、データ分析を基に、繰り返し死亡災害が発生しているドラグショベルの作業には何があるのか、そこにはどのような危険性があるのかなどについて明らかにするとともに、ドラグショベル作業の安全対策について解説する。

○IH式舗装撤去機械システムの開発
/(株)竹中道路/若林伸介/(株)竹中工務店/原川健一
IH式舗装撤去機械システムは、超低騒音の発電機を始動させることで走行装置、冷却循環装置、高周波電源装置、電磁誘導加熱コイルの全てを可動して、鋼床版上のアスファルト舗装を低騒音で鋼床版を傷つけることなく、簡易に舗装を撤去するシステムである。

■話題の工法
○ダム貯水池内における地すべり対策工事
/鹿島建設(株)/芦田徹也・船迫俊雄・大友充
大滝ダム建設事業の一環である本工事は、ダム貯水池内の地すべり対策工事であり、ダムに貯水した際に斜面の安定性が低下するため行ったものである。本工事は抑制工と抑止工に分類され、抑制工の工程がクリティカルで、この工程確保が課題であった。そのため、出水期を含めた通年で施工する上での対策を行いながら、工事を無事完了したので報告する。

○トンネル坑内の粉塵低減工法「トラベルクリーンカーテン」
/(株)大林組/小林誠/国土交通省/諏訪薗和彦
「トラベルクリーンカーテン」は、開閉可能な隔離壁と集じん機・送気ファンから構成される。本装置は、坑内で発生粉じんが送気ファンによる給気で希釈され集じんされる際に、隔離壁により粉じんの拡散を防止して、粉じんを確実に処理することができるため、坑内環境を飛躍的且つ確実に改善することが可能である。

■業界情報
○2012年11月度 建設機械出荷金額統計/(社)日本建設機械工業会
○2012年12月度 建設機械出荷金額統計/(社)日本建設機械工業会
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