検査技術 2009年3月号 PDF版

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2,000 円(税込)
■解説
○完全非接触型磁気歯車装置の開発/東北学院大学/鶴本勝夫

開発した磁気歯車装置は、潤滑油を必要としないメンテナンスフリーの歯車装置であり、メカニカルヒューズとしての働きもあるなど、多くの特徴がある。本誌では磁気歯車の動作原理や各種磁気歯車の特徴について平易に説明している。


○空気伝搬超音波法による非接触音速測定/超音波材料診断研究所/川嶋紘一郎

空気伝搬超音波垂直入射透過法、斜角入射透過法、モード変換表面波・板波法(ピッチキャッチ法)により、軟質材料の音速を非接触で測定した。厚さ0.8mmの樹脂シートのAOモード板波速度が700m/s程度であることを示す。


○ろう付継手強さと非破壊検査/東京工業大学/恩澤忠男

ろう付継手の基本継手は突合せ継手と重ね継手で、その継手に作用する応力状態と、ろう付すきま(ろうの厚さ)、母材強度等がろう付継手強さにどのように影響するかを始めに述べ、続いてろう付部に生成する欠陥ならびにろう付継手の目視検査を主に非破壊検査方法を簡単に解説した。


○AEと振動の複合センシングによる機械要素の診断技術/THK/吉岡武雄

機械の故障防止に向けて状態監視保全が益々重要になってきている。これまで一つの情報から機械の状態を診断する研究が行われてきたが、今後、精度向上に向けて複数の情報による診断技術の研究開発が盛んになるであろう。本稿は、その例としてAEと振動を一つのセンサで検出する状態診断の構築を目指した研究を紹介する。


○デジタルを支える水晶デバイス/京セラキンセキ/奥田芳久

水晶は、物理的な特性である圧電現象と、光学的な特性である複屈折性を持っており、デジタル化を支えるキーパーツとなっている。温度安定性があり、かつ変化に対する感度が高いため、医療機器や、各種計測装置にも幅広く利用されている。


■技術トピックス
〔建築〕
○老朽化構造の自動劣化診断システムの開発/群馬大学/岩崎 篤/電業社機械製作所/田中大輔

老朽化が問題視される構造の劣化評価法として、個々の劣化の進展程度ではなく、計測量間の相関変動の統計的な評価から劣化発生の有無(構造の「違和感」)を検知するシステムに関し、事例紹介および要素技術開発について解説した。


〔土木〕
○上下一体構造橋梁(RI-Bridge工法)の開発/前田建設工業/今西秀公

鋼上部構造と、鉄骨コンクリート複合構造橋脚(REED工法)の剛結により、ラーメン形式および複合構造橋脚の双方のメリットを併せ持つ、新しい上下部一体構造橋梁(RI-Bridge工法)を開発した。その概要を紹介するものである。


○テレビカメラによる下水道保全技術/東芝テリー/大崎克朗

ミラー方式光学系搭載型自走式カメラヘッドを用いたテレビカメラシステムでは、下水道管路内の調査作業を行う際に、カメラを直進させるだけで管路の壁面全周を正対した画像として連続して取り込むことができる。壁面の側視作業を伴わずにテレビカメラ調査を行うことができるため、作業時間が短縮される。また、専門の調査官による異常個所の判定作業を事務所内において行うことから、より正確で統一された判断が可能となる。


〔プラント〕
○電磁設備診断装置“電磁郎”の開発/IIU/萱田 良・黄 皓宇・Stephane Perrin・真木紘一/法政大学/宮 健三/東京大学/遊佐訓孝

この論文では、回転機器の新しい非破壊検査手法である電磁診断技術の基本的な原理を述べ、電磁診断装置の構成について簡単に紹介する。次に電磁診断技術を適用した例としてベアリングにおいて混入した異物を検出した例と、実機(横型渦巻きポンプ)に適用しベアリングの傷を検出した例を紹介する。本電磁診断技術の有効性を示し、実際に適用したこれらの経験から今後の課題について整理する。


○化学工場での配管管理事例/三菱ガス化学/植松雅和・石井健次/三菱化学エンジニアリング/松下道雄

高圧ガスや危険物を大量に扱っている高経年化配管の管理を強化することは、保安面から重要な課題となっている。水島工場では、配管の外面腐食検査を計画的に実施してきており、検査手法を適用する場合の事前検討、検査の有効性、データの解析結果のフィードバック事例などに関して紹介する。


■検査機器
○米国 IOS社のレーザー超音波検査装置/日本レーザー/鎌田洋平

レーザー超音波検査装置は、非接触かつ遠隔からの検査が可能な装置である。従来からの接触式超音波検査では考えられなかった溶接部のその場検査や高温パイプの厚さモニタリングなど、全く新しいアプリケーションを開発している。


■連載:広帯域超音波探傷とデジタル超音波探傷器(7)
○デジタル超音波の基礎知識 3/松山 宏

斜角探傷で多く用いられる距離振幅補正曲線の電子的作成機能、各種記録機能などを、実例を用いて説明した。また、デジタル探傷器操作上の基礎と注意事項として、デジタル探傷器を使用する場合の基本的注意点を説明した。


■製品ガイド
○探触子
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