検査技術 2009年1月号 PDF版

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■解説
○細線温度センサによる流体温度変動の測定/名古屋工業大学/田川正人

 細線温度センサは手軽・安価でありながら、上手に使えば数百Hzという高い周波数の流体温度変動を捉えることができる。本稿では、細線温度センサの構成、応答特性とその支配要因、応答遅れの補償方法等を概観し、その性能を最大限に活用する方策について解説する。


○構造複屈折波長板アレイを利用した干渉縞の位相解析/青山学院大学/米山 聡/大阪府立大学/菊田久雄

 マイクロ波長板アレイを備えたCCDカメラを用い、一度の撮影により干渉縞の測定を行う方法を紹介する。このカメラを用いると、一枚の画像から偏光の状態を表すストークスパラメータの分布が決定可能である。その後、干渉縞の位相値や複屈折の分布などを決定することができ、実時間の検査などへ応用できる。


○AE法によるタンク底部腐食評価技術における測定/IHI検査計測/中村英之・荒川敬弘

 本報告では、タンクを開放することなしに底部の腐食状況を評価するアコースティック・エミッション(AE)法によるタンク底部の腐食評価技術の概要を紹介する。次に固定屋根式タンクで問題となるタンク内面での結露で生じる液滴ノイズの除去方法について解説する。



■技術トピックス
〔建築〕
○コンクリート構造物のアルカリ骨材反応被害の現状/京都大学/宮川豊章

 コンクリート構造物のアルカリ骨材反応による被害について、その歴史、鉄筋破断の意味、実態、推定メカニズムを紹介する。また、安全性についての評価および簡易な一次診断について述べ、劣化構造物に対する補修・補強などの対策について紹介し、シナリオ創生の重要姓を指摘した。


〔プラント〕
○火力プラントにおける配管減肉の測定技術/東芝/佐々木恵一・高橋雅士

 電磁超音波素子(Electro Magnetic Acoustic Transducer: EMAT)と光ファイバドップラー(Fiber-Optic Doppler: FOD)センサを組み合わせた新しい厚さ測定技術を開発し、その規格化を進めてきた。
配管の内面と外面から多重反射した共振超音波信号を解析することで配管の厚さを測定する。このセンサは、予め、配管と断熱材の間に埋め込んでおくことにより、オンラインでの厚さ測定やモニタリングも可能とし、プラントの安全性を高めると同時に設備稼働率を向上させることが出来る(計測の都度、断熱材を解体したり復旧させる必要がなく、定点測定が可能)。
本報では、この新技術の原理を紹介し、火力発電プラントで使用した実配管で厚さ測定を実施した結果から、本技術の有効性を議論する。


〔材料〕
○超小型試験片による局所強度特性評価/住友金属工業/中山英介

 超小型試験片(全長3mm以下、試験部断面最小0.2mm角)の軸力引張・両振り疲労試験技術の概要を紹介する。本試験技術を用いた局所強度特性評価の事例(自動車用薄板スポット溶接部、ステンレス鋼の水素脆化特性、鉄道車両用車輪の白色層)を紹介する。


○国宝吉祥天像の彩色材料の調査/東京文化財研究所/早川泰弘

 東京文化財研究所と奈良国立博物館は共同で、薬師寺所蔵国宝吉祥天像の現状記録と彩色材料調査を行った。本報告では、この中から蛍光X線分析による調査結果の概要を報告し、吉祥天像に関する彩色材料について考察した。


○歴史的構造物の調査・診断方法/建築研究所/濱崎 仁

 歴史的構造物の保存・修復のための調査は、非破壊試験あるいは極力微小な破壊試験(微破壊試験)に限定される場合がほとんどである。本稿では、歴史的構造物の調査・診断方法の概略を解説し、大正期の煉瓦造教会堂の調査の結果を事例として紹介する。


〔土木〕
○道路斜面光ファイバセンサモニタリング技術/土木研究所/加藤俊二・小橋秀俊・杉田秀樹・古谷充史

 平成12年度より光ファイバセンサによる斜面崩壊モニタリングシステムの研究を実施してきた。これまでに複数の斜面において表層崩壊の変状挙動を捉え、分析・考察し、斜面管理と連動した表層崩壊モニタリングのあり方と表層崩壊予測手法の検討を行ってきた。ここでは、光ファイバセンサの概要と斜面管理における表層崩壊予測の考え方について紹介する。



■検査機器
○鉄筋破断非破壊検査装置「M.EYEチェッカー」/四国総合研究所/廣瀬 誠

 コンクリート構造物の安全性が注目される昨今、道路橋橋脚等内の鉄筋破断を非破壊で診断できる装置「M.EYEチェッカー」を開発、商品化した。コンクリートのかぶり150mmまでの鉄筋直線部、曲げ加工部を診断できるこの装置の原理、診断例を紹介する。



■連載:広帯域超音波探傷とデジタル超音波探傷器(5)
○デジタル超音波探傷器の基礎知識1/松山 宏

デジタル超音波探傷器の基礎知識として、デジタル探傷器の進歩の背景を、超音波探傷試験に対するニーズの変化と非破壊試験の信頼性の面から説明した。また、デジタル探傷器の機能として、探傷条件の直接数値入力や探傷・計測結果の数値表示などを、実例を使って説明した。

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