環境浄化技術 2008年10月号 PDF版

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環境浄化技術 2008年10月号 PDF版

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■特集:土壌汚染問題とリスクコミュニケーション
○マイルドフェントン法によるVOC汚染原位置浄化技術/鹿島建設/仲山賢治/三菱ガス化学/君塚健一

 土壌汚染対策法が施行されて以降、第一種特定有害物質であるVOC汚染対策の件数も増加しており、有効な浄化技術が求められている。VOCの浄化法としては原位置浄化法のニーズが高く、原位置抽出法と原位置分解法が適用されている。筆者らは原位置分解法のなかでヒドロキシルラジカルの酸化力によってVOCを酸化分解するフェントン法に着目。さらに進化させたマイルドフェントン法を完成させた。

○汚染物質分解菌の積極的活用/栗田工業/水本正浩

 土壌汚染浄化法の中でも、微生物、特に嫌気性細菌を利用したバイオレメディエーションによる浄化法は、近年特に注目を集めている。汚染現場に栄養源を供給することにより土着の分解菌を活性化させて浄化を行うバイオスティミュレーション法に加え、欧米においてはデハロコッコイデス属細菌を主とした分解菌郡を、人為的に汚染地下水に注入することにより浄化を行うバイオオーグメンテーション法が既に実用化されている。本稿では当社での開発経過を織り交ぜながら、我が国および欧米における、塩素化エチレン汚染土壌、地下水を対象としたバイオレメディエーション技術の変遷、動向について説明する。

○ダイオキシン類による汚染土壌の洗浄処理およびプラントの建設/清水建設/田澤龍三・岩渕雅和・飯塚芳雄

 ダイオキシン類により汚染された土壌や海洋、河川、湖沼における底質の経済的かつ安全・適正な処理、無害化技術が求められている。当社はこれまで川崎洗浄事業所やオンサイト型土壌洗浄プラントにより、重金属等や油分による汚染土壌を対象とした土壌洗浄事業を展開し、現在までに約180万トンの浄化実績を持つ。これらの実績と経験を生かして首都圏で処理需要の高まるダイオキシン類汚染土壌を対象とした洗浄処理プラントを新たに建設し、土壌浄化事業の拡大を図る。本報ではこの事業および土壌洗浄システムの概要を紹介する。

○金属還元材を用いた大規模原位置浄化の実例/大成建設/中平 淳

 金属還元材の混合撹拌工法とは、トリクロロエチレンなどのVOCsで汚染された地盤に対し、金属還元剤である微粉末状の鉄粉を地盤改良用機械で直接撹拌混合し、原位置で浄化を図る工法である。この工法の大規模浄化対策事例における浄化結果の施工偏差についての整理された情報は、今までにあまり公表されていない。ある実汚染サイトにおいて、汚染濃度に応じた金属還元材の添加量、浄化期間を適正に設定することで経済的で効果的な浄化結果が得られたので、その結果を基に施工結果のばらつきの事例について報告する。

○国内初の拠点型PCB汚染土壌処理施設/東芝 社会システム社/佐藤 岳史・平賀有佳/テルム/高柳周二/鴻池組/田村和広/ジオスチーム/野口喜美夫

 汚染土壌の中でPCBによる汚染土壌は、環境省によるPCB汚染土壌対策ガイドライン策定や、POPs条約による国際的な要請などにより、浄化の推進が急務である。国内においては平成17年度から環境省によって浄化技術の実証調査が進められている。しかし、実用化段階の技術は限られており、PCB汚染土壌を浄化可能な施設は存在しなかった。われわれはPCB汚染土壌の浄化技術である“ジオスチーム法”を環境省の実証調査などを経て実用化することに成功し、国内初の浄化施設を設立した。ここでは浄化技術および浄化施設の概要について述べる。

○中小規模の浄化対策にも好適なコンパクト型重金属除去技術/エヌ・エス・ピイ/井戸康正・井田隆之

 2003年2月に施行された土壌汚染対策法が改正の動きを見せるなか、2008年3月には「資産除去債務に関する会計基準」が示され、土壌汚染処理に対する意識が一気に高まってきた。当社は「新しい科学技術による公害防止」をスローガンとして汚染廃液・排水、汚染土壌・地下水の浄化に取り組んでいる。さまざまな方法・技術が発表されている昨今において、より特徴的な汚染処理方法を紹介したい。


■廃棄物・リサイクル分野
○家庭ごみの排出抑制とリサイクルの状況/惠谷資源循環研究所/惠谷 浩

 一般廃棄物の総排出量は年間5273万t(東京ドーム約142杯分)、1人1日あたり1131g(2005年度)と大量で、その中、食品関連事業者からの食品廃棄物は1135万t(2006年度)、家庭からの生ごみは1070万t(2004年度)と大きな割合を占めている。本稿では家庭生ごみの排出の状況や排出抑制の実態、抑制策について述べ、個々のリサイクル方法の状況とその将来性などを概説する。


■製品技術
○水中パルス放電によるアオコ増殖防止装置/荏原総合研究所/國友新太・佐々木賢一/荏原環境エンジニアリング/鮎川正雄/荏原製作所/藤原久道

 アオコは湖沼、ダム、ため池などの閉鎖水域における藍藻類の異常増殖であり、腐敗による悪臭、酸欠による魚の斃死、浄水場のろ過障害、かび臭などの問題を引き起こす。本稿ではアオコの除去・増殖防止を目的として新しく開発した水中パルス放電を用いたアオコ増殖防止装置について概要を述べる。

○メンブレンパネル式散気装置「エアロウイング」/三機工業/長谷川満・松本昌彦
○溶存酸素測定新技術紹介―蛍光式溶存酸素計―/セントラル科学/寺沢 啓

■連載
○海外でのプラント建設経験 9
 アフリカ南部、独立を謳歌して一生懸命働く国「ザンビア」での石炭燃焼ボイラの建設/若村保二郎
○汚泥の処理・3Rに関するQ&A 3
 現場における課題と対策 3/日本産業機械工業会/名取 眞
○消えゆくアラル海を追いかけて 2
環境調査への着手とソ連の崩壊/京都学園大学/石田紀郎

■連載コラム
○音楽を通じて伝えるもの/山口真奈美

■製品ガイド
○水処理用散気装置/編集部

■News & Products
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