検査技術 2008年4月号 PDF版

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■解説
○超高サイクル疲労における軸受鋼の組織微細化/立命館大学/酒井達雄/富山大学/小熊規泰

高強度鋼の超長寿命域での疲労破壊は材料内部を起点として発生することが多く、筆者らは、き裂発生に先立ち材料内の当該場所で結晶組織の微細化が起ることを確認した。本報は、このような組織微細化現象について簡潔に紹介するものである。

○エレクトレットを用いたマイクロ環境振動発電/東京大学/鈴木雄二

立型デバイスのための究極の電源として様々なアプリケーションで期待されている環境発電を取り上げ、環境振動から電力を得る方法として原理的に有利なエレクトレット発電器について解説し、研究開発の現状と今後の展望を示した。

○動的粘弾性測定による振動減衰能の測定/名古屋市工業研究所/足立廣正

一方向強化および平織りCFRP材の伸縮、曲げモードにおいて、粘弾性測定装置により繊維の方向を考慮して損失正接を測定したところ、常温における損失正接では繊維方向67.5°の場合を除き、引張りモードが曲げモードより大きく、高温域においては引張りモードの繊維方向0°、平織りでピーク近傍の損失正接が低い値を示した。また、一方向強化および平織りCFRP材の伸縮、曲げモードにおいて、周波数―温度換算則が成立した。

○PD(技量認証)規格の判定基準の妥当性評価/発電設備技術検査協会/古川 敬・古村一朗・米山弘志・山口篤憲

軽水型原子力発電設備の機器の一つであるオーステナイト系ステンレス鋼配管突合せ溶接部では、き裂の深さ(板厚方向の高さ寸法)測定精度を確保するため、超音波探傷試験システムに関する認証制度(PD制度)が導入されている。本報では、超音波探傷試験によるき裂深さ測定の信頼性を評価するため、確率・統計の手法によりPD規格の判定基準の妥当性を評価した。

○水車ステーベーンの超音波フェーズドアレイ法の適用/石川島検査計測/船戸一寛

水車主要部材の残存寿命評価精度の向上をはかるため当社独自の余寿命解析の初期条件となる欠陥情報を精度良く測定する目的で実施している。超音波フェーズドアレイ法の水車実機工事への適用状況の紹介。

○電磁超音波共鳴法によるスポット溶接径の検討試験/日本テクノプラス/浅野鐵夫・花川正人・脇田博行・児玉 功

同社では、電磁超音波共鳴法を産業界に広めるべく現場仕様の共鳴スペクトルを図っている。今回は、スポット溶接径への検討試験を実施したので、その結果と実用化に向けて技術課題を述べる。


■技術トピックス
〔土木・建築〕
○弾性波を用いたため池堤体内の水分状況推定/京都大学/小林 晃・山本清仁

にして、反射面の位置を周波数分析から推定した。その結果と電気探査結果と合わせると、水分状況を合理的に推定できることを示した。

○スマート損傷センサによる建築構造物のモニタリング/ジャスト/池ヶ谷 靖/大林組/圓 幸史朗

安全に建物を使用するためにヘルスモニタリングが重要である。ローカル/グローバルモニタリングのスマートセンサでデータを処理し損傷指標で通信を行い、多数のセンサによるモニタリングの信頼性の確保を目指す。

〔鉄道〕
○九州新幹線高速架線検測装置の開発/九州旅客鉄道/木下信夫/明電舎/庭川 誠

九州新幹線の営業車両の屋根上に設置した2台のCCDカメラにより高速走行中のパンタグラフ周辺の画像を取得し、これをもとに動的に変動するパンタグラフとトロリ線の接触点位置を連続して計測する新しい装置を開発した。本稿では本装置のシステムの構成と、ステレオ計測手法を用いた架線状態の計測手法の概要を示し、各種走行条件で走行した際のパンタグラフ高さとトロリ線の偏位の計測結果を示し、計測結果について考察する。

〔セキュリティ〕
○最新の爆発物探知技術について/警察庁科学警察研究所/中村 順

9.11同時多発テロ以来、世界各地で爆弾テロ事件が発生している。ロンドンの地下鉄・バス爆破のようにプラスチック爆薬やダイナマイトに替わって新たな手製爆薬が使われるようになり、テロ対策としての爆発物探知も急速に進歩、実用化してきている。

○北海道北見市ガス漏れ事故原因調査報告/高圧ガス保安協会/及川裕幸・佐野 尊

平成19年1月19日、北海道北見市で、都市ガスの漏えいに起因する人身事故が発生した。本報告は、当該事故について、破断したガス導管の破断メカニズムおよび漏れたガスの挙動について調査検討した結果の概要を述べる。


■検査機器
○下水道管渠検査ロボット「もぐりんこ」の開発/石川鉄工所/石川清光

・補修にかかせないのが管内検査システムである。スクリーニング検査を低コスト、一人で持ち運び出来、抜群の高速力をもち、シングルハンドで運用可能なスタンドアローンロボット“もぐりんこ”を開発した。

○マイクロフォーカスX線透視装置「SMX-3000micro」/島津製作所/國 嘉夫

空間分解能が飛躍的に向上し、微小観察が可能であることから、著しい進展を遂げているのが、『マイクロフォーカスX線装置』による非破壊検査技術である。本稿では、主にアルミダイカストなど、自動車部品の検査を非破壊で効率よく行うことを目的に開発されたマイクロフォーカスX線透視装置『SMX-3000micro』を紹介する。

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